三脚は一眼レフ用の大きいものから、マンフロットのPIXIを代表とするテーブル三脚と小さいものまで何本か所有していますが、「自撮り棒としても使えるミニ三脚なんて便利じゃない??」ってことで見つけたUlanziの軽量ミニ三脚、MT-08を購入してみました。
自分の一番の使用用途としては、常に持ち歩く撮影機材としても購入したスマートフォン「Zenfone7 Pro」での動画撮影用です。
Zenfone7 Proはインカメラがない変わりにアウトカメラが前面にフリップしインカメラになると言う面白い機構を搭載したスマホで、性能の高いアウトカメラで自撮りがおこなえたり、移動する人などの動体に合わせてフリップカメラの角度が変わり追従するモーショントラッキングと普通のスマホではできない撮影もおこなえます。
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カメラを固定した動画撮影や、ツイキャスやZoomなどのライブ配信を手軽におこなうため。そして常に持ち歩く撮影機材だからこそ「カバンに入れても苦にならないミニサイズの三脚を」とMT-08を購入しましたがこれが思いの外使いやすく便利でした。
今回は自撮り棒としても使えるおすすめのポケットサイズ三脚 Ulanzi MT-08についてレビューしていきます。
目次
ミニ三脚 Ulanzi MT-08 商品概要
MT-08はカメラアクセサリ・ガジェットに強いメーカーのUlanziが販売している自撮り棒としても使える小型のミニ三脚です。
重量は92g、折りたたみ時は15cmのポケットサイズで、スマホやコンデジ、Goproなどのアクションカメラでの使用に向いているサイズ感です。
人気のマンフロットの小型テーブル三脚、PIXIと比べてもサイズは一回り小さくなっています。
本体価格もamazonで2,000円ほどとお手頃価格で購入できるのが魅力です。
1/4ネジ穴を使い三脚本体とコンデジなどの撮影機材と接続するタイプとなっているので、スマホで使いたい場合はスマホホルダーとのセットがおすすめです。
ポイント
セット売りのスマホホルダーは58mmから105mmの範囲で調整が可能。
iPhone12 Pro MAX相当の大きさと重量のZenfone7 proでも十分に固定できます。
自分もこのセットで購入しましたが、スマホホルダーの上部にコードシューの取り付けが可能でビデオライトなどの照明機材もひとまとめにできるので動画撮影で光量を確保したいときにも便利です。
スマホ・Goproの動画の撮影で使えるテーブル三脚
軽量で小型なサイズ感なのでスマホやGoproなどを用いた軽快な動画撮影で使えます。
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コンパクトなところからテーブルなどの限られたスペースを無駄に使わず設置できます。
また持ち運びの点でもその小ささから付けっぱなしにしていても邪魔になりにくいのが良いポイントです。
Vlog撮影で自分の歩いている後ろ姿のシーンや、運転している自分の車を撮影したい際などに地面にカメラをポツンと置きたい時には、このぐらいのコンパクトな三脚だと取り回しも良く、三脚を使わない時と比べると安定した構図で撮影できます。
またMT-08は自由雲台で角度も上下左右と360度自由に設定できます。
本体の足部分の素材がプラスチック製なのもあり、一眼レフの大きなカメラになると負荷の問題もありだいぶ怪しいです。
バランスの不安定さも否めないので、あくまで小型カメラの三脚として割り切ったほうが良いですね。
三段伸縮可能!首が伸びるので自撮り棒としても使える
MT-8の大きな特徴として、カメラを固定する雲台の首部分のポールを延長することができます。
延長も3段階で最大で12cmほど高さが増し27cmの長さになります。
また高い位置からの撮影調整のみならず、ポールの延長機能によって自撮り棒としても活用できます。
延長方法もただ上部に引っ張るだけのお手軽展開。
ロック機能はないので耐久性の心配はありますがポール部分と運大部分は鉄製なのもあり現状は特に問題ありません。細かい手順がないのでスッと取り出してパッと使えるのは魅力です。
ポイント
延長展開はちょっと固めになっています。買った当初は3段階に伸びるのを忘れしばらく1段階の延長のみで使ってました。なんと言うおっちょこちょい。
自撮り時の三脚部分も一部ゴムになっており掴みやすくなってます。
またジンバル内蔵のOsmoPocketに取り付けても、自撮り棒分の距離が確保できるので広い画角で撮りたい時にもカバーできます。
また自由雲台の角度を変えることで自撮り時でも無理な姿勢で持たなくてもよくなるのがよきポイントです。
Gopro純正の三脚よりおすすめ!
小型のミニ三脚ですがGoproからも公式で純正品として「ショーティー AFTTM-001」が販売されています。
材質や使い勝手、形状としては今回のUlanzi MT-08とほぼ一緒のものとなります。
ただGoproショーティーの三脚足部分には滑り止めがついていませんが、Ulanzi MT-08の足部分には滑り止め用のゴムが埋め込まれています。
ツルツルした机でも滑りが軽減されるので安定性がかなり変わります。
さらに本体の値段もショーティーがamazon価格で約3,5000円と価格もMT-08のほうが安価です。
ショーティーはGoproらしいデザインのカッコよさはありますが「Gopro純正で合わせたい!」と言う思いがなければ個人的にはUlanzi MT-08をおすすめします。
ポイント
Goproで三脚を使いたい場合、同じUlanziから販売されているGopro用のマグネットタイプのクイックリリースアダプタを装着すると取り外しも便利になりそうです。
その他 カメラ・ライト ガジェット装着例
RX100のコンデジ装着例
ソニーのコンデジRX100M5を装着しました。このサイズ感だと手に持った時でも重量感をあまり感じず使えます。角度を傾けて上から下を映す構図での撮影でも使えそうです。
VLOG用の人気デジカメZV-1と同じサイズなので、ソニー純正のシューティンググリップの代用品としても使えそうです。
ビデオライト装着例
持っている小型ライトの中でも比較的がっしりしてるRGBライトPIXEL G1Sを装着してみました。
設置しても安定感もあって良い感じです。動画撮影でライティングこだわりたい時には側面や前面、バックライトといろんな場所にライトを設置してたいのでビデオライト用の三脚としての用途は多そうです。
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外付けビデオモニター装着例
ポートレート写真などの撮影後に現地で落ち着いて確認したい時に外付けビデオモニターのFeelworld Master MA5を使うことが多いです。
カフェや喫茶店では一眼レフのホットシューにつけずモニターだけ別にした状態のほうが確認してもらいやすいのでそういう時には使えますね。
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ストロボ装着例
GodoxのTT600のストロボにMT-08を装着してみました。
ストロボを手持ち発光で撮影する場合などでは手持ちより安定感も増し、距離も稼げるので可動域の広いライティングができます。
ただポールを延長しすぎるとすこし重量バランス的に怪しい感じはあるので短い状態での利用が良さそうです。
MT-08よりひと回り大きいMT-16が新発売!
Ulanziから新製品としてMT-08より一回り大きいMT-16が販売されました。
折りたたみ時の長さが21.5cmで、重量は170g。ポールの高さ延長も4段階になり最大で22cm伸びた44cmの長さの自撮り棒として使用できます。
また自由雲台の側面部分にコールドシューが搭載され、ビデオライトやマイクを三脚本体にそのままつけれるようになりました。
ポイント
Ulanziの新製品はユーザーの使い勝手にあわせたバージョンアップがされているのが多く本当に細やかです。
伸ばしていない状態での耐荷重が2kgとなっているので、軽めの一眼レフカメラの三脚としても使うことができます。
価格面も安価でamazonで約2,500円となります。
MT-08と大きさが違うので用途や使い勝手に合わせて購入検討するのも良いかと思います。
しかし2つ合わせても5,000円もしないので悩んだらどっちも買ってしまう、というのも全然ありですね。
まとめ
今回はスマホやGoProの自撮り棒としても使える小型ミニ三脚のUlanzi MT-08についてレビューをまとめてみました。
ポケットサイズの三脚で持ち運びの負担にならないので「とりあえずもっていくか」と気軽にカバンにいれれるのが実運用面で大きく感じたメリットです。
写真メインの際でも自撮り棒として使えることで家族や仲間とのツーショット写真や集合写真でも使えるのでカバンに忍ばせておくとなにかと使えるアイテムですね。
YoutubeでのVLOG撮影などをはじめとした動画撮影をやりたい人からすると、ミニ三脚はカメラのスタンド以外でもビデオライトや外付けマイク、ビデオモニターと三脚は何かと用途が多く複数あっても無駄にはなりにくいなので、興味がある方は試しに1本衝動買いしてみてください。
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