スマートフォンを一眼レフカメラのような感覚で撮影できるガジェットがあったら気になりませんか?
今回はスマホで写真や動画の撮影を多くするインスタグラマー必見のポケットサイズのスマートフォン用カメラグリップ、ShutterGrip2(シャッターグリップ2)をご紹介します。
ShutterGrip2はクラウドファンディングサイトMakuake(マクアケ)で先行発売され評価も高く注目を浴びたカメラガジェットでしたが、とうとう一般での販売も開始されました。
「高性能なスマホでの撮影スペックを十二分に活かしたい!」そんな風に考えている写真好きの人にShutterGrip2の魅力が伝わるようレビューしていきます。
目次
カメラグリップ ShutterGrip2(シャッターグリップ2) 概要
ShutterGrip2(シャッターグリップ2)はスマートフォンを一眼レフのようなデジタルカメラ感覚で本格撮影をできるようにするスマートフォン用カメラグリップです。
ShutterGrip2(シャッターグリップ2)はクラウドファンディングサイトMakuake(マクアケ)で先行発売されたカメラガジェットです。
Makuakeで販売された際には目標金額の300,000円から大きく上回る、21,215,769円と目標金額に対して7071%と言う数字を達成した人気プロジェクトの商品となりました。
ポイント
日本上陸前も海外のKickstarterをはじめとしたクラウドファンディングサイトで合計8,500万円の支援を獲得してます。すごい。
ShutterGrip2には上下に伸縮するブラケットがついており、スマホの幅が60~85mmのものには機種を選ばず装着することができます。
サイズは76mmと小型で手のひらサイズなので小さいカバンやポケットなどにも忍ばせておくことができます。
スマホアクセサリーで大事な軽さの点でも68gとたまご1個分の重さです。材質はできるだけ軽くなるようポリカーボネート素材でグリップ部分はシリコン素材です。
ポイント
軽量ながら作りは安っぽくなくしっかりしています。このあたりのバランス感がなかなかに良いです
カラー展開はマットブラック、シルバー、ピンクの3色展開。
価格は6,820円で現在ではAmazonや楽天で購入することができます。
カメラグリップ ShutterGrip2(シャッターグリップ2) 概要 | |
ブランド | ジャストモバイル(Just Mobile) |
サイズ | 76×48×29mm |
重量 | 68g |
バッテリー | スタンバイ時:18ヵ月程度 使用時:6ヵ月程度(1日500枚の撮影を想定) |
対応端末サイズ | 60~85mm |
対応OS | iOS 9以降、Android 5.0以降 |
Bluetooth | Bluetooth 4.0以降対応 |
接続可能距離 | 最大10m(遮蔽物がない場合) |
周波数帯 | 2.3GHz~2.4825GHz ISM Band |
使用可能機種 | ボリュームボタンをシャッターとして使用するスマートフォン |
三脚 | 1/4インチねじ穴対応 |
本体素材 | ポリカーボネート、シリコン、TPE、アルミニウム |
カラー | マットブラック。シルバー、ピンクサンド |
カメラグリップ ShutterGrip2の主な機能
ShutterGrip2の特徴としては「スマホをデジタルカメラにする」ハンドグリップではありますが、見た目以上に多機能でスマホならではの様々な利用シーンに合わせて使えるアクセサリーです。
機能の詳細をご説明する前にShutterGrip2の主な機能や特徴についてご紹介します。
ShutterGrip2 機能一覧
- 1.デジタル一眼レフカメラの操作性を実現
- 2.ビデオ撮影に最適、ハンドグリップモード
- 3.軽量・コンパクト設計 利き手を問わない取り付け
- 4.3Wayシャッターリモコン Bluetoothe瞬間接続
- 5.伸縮式セルフォースティック内蔵 自撮り棒に変身
- 6.コールドシュースロット搭載で機能拡張
- 7.ヒンジ固定用レンチ内蔵
- 8.1/4インチサイズ三脚ネジ搭載
- 9.角度を自在に調整 スマホスタンドとして使える
- 10.オート節電モード搭載 長時間の使用が可能
一眼レフカメラのようにグリップを握った撮影が可能
ShutterGrip2をスマートフォンに装着することでグリップ部分を掴んでの安定したスタイルで撮影ができます。
グリップを掴んだ際の人差し指に当たる部分にはカメラでいうシャッターボタン(リモコン)がついており、実際の一眼レフカメラと同じようなスタイルで撮影できます。
シャッターボタンのリモコンにはBluetooth 4.0を搭載しており、スマホと1度でもペアリングで接続するだけでカメラ機能を使った撮影時のシャッターボタンとして機能します。
ポイント
2回目以降はリモコンのボタンを押すだけで自動的に接続されます。
(3分でオートスタンバイ、10分でオートシャットダウン)
シャッターボタンはCR2032のボタン電池でスタンバイ時では18か月とかなり長く持つのでバッテリー関連はあまり気にせずに気楽に使えます。
対応OSはiOS9以降、Android5.0以降で、シャッターボタンとしてリモコンが機能するのはボリュームボタンをシャッターとして使用するスマートフォンが対象となります。
ポイント
自分のZenfone7 Proの場合はカメラのフリップと違う機能がボリュームボタンに割り当てられていましたが、カメラアプリの設定からシャッターに変更することができました。お手元のスマホのカメラ設定を見てみるといいと思います。
可動式グリップで様々な角度で使えるハンドグリップに
ShutterGrip2は一眼レフカメラのような持ち手としてのグリップ機能だけではなく、可動式でグリップ部分が回転し変形するようになっています。
それによりスマホの横向き撮影で使いやすいモード(ランドスケープグリップ)、縦向き撮影で使いやすいモード(ポートレートグリップ)に合ったハンドグリップとして使うことができます。
横向き撮影用では手で握りやすい小型三脚が装着されたような形状となり、スマホを使ってYoutubeをはじめとした動画コンテンツを撮影したい時にはおすすめの安定して使えるモードです。
縦向き撮影用でもスマホを外側のグリップを握れるようになることで安定感が増し、特に自撮りをしたい際にはかなり持ちやすくなります。
またグリップ自体も360度の回転が可能で角度も自由に調整がおこなえます。
「上側に固定して撮りたい」、「自撮りの際に構図に角度をつけたい」そんな時にもぐるっと回すだけで簡単におこなえます。
ポイント
腕に負担がなく撮影できるようになるので特に動画撮影ではかなり便利になります
セルフィースティック内蔵で自撮り棒に
ShutterGrip2の更なる特徴としてはなんとセルフィースティックが内臓しており、最長22.5cmまで伸びる伸縮式の自撮り棒に変形することです。
使い方は簡単でグリップモードにしてからグリップ部分を伸ばすだけです。
横向きモードだけではなく、縦向きモードで自撮り棒として使いたい際にも装着をし直したりせずに、すぐに使うことができるのでスムーズに使え活用の幅はかなり広がります。
また自撮り棒の可動部分は一度畳んだ状態で収納することで一眼レフのグリップモードで使いたいときには動かないようロックすることもできます。
またBluetooth接続されているシャッターリモコンは取り外しも可能となり、自撮り棒を握る手もとの親指位置に移動させることもできます。またリモコンの通信距離は最大10mまであるので手元にもってそのまま遠隔シャッターボタンとしても使えます。
ポイント
シャッターリモコンの位置も自由に変えれたりと、痒い所に手が届く感じが凄いです。
コールドシューストロット&1/4ネジ穴が搭載
さらにShutterGrip2は他のスマートフォンアクセサリーやカメラアクセサリーと接続できるコールドシュースロットと1/4ネジ穴がグリップ本体についています。
コールドシュースロットがあることで動画撮影時で利用するLEDライトなどのビデオライトや、外部マイクなどを連結させることができます。
ポイント
Vlog動画の撮影には照明が欲しいこともあると思うので地味に重要です
またコールドシュースロットのカバーの裏側にはなんとミニサイズのヒンジ固定用のレンジも収納されています。
「グリップにガタつきを感じるなぁ?」「可動域に緩みを感じる」などの不具合があった際にもすぐその場でメンテナンスがおこなえます。
またカメラ三脚にマウントするためによく使われる1/4ネジ穴が付いていることで、スマホを三脚で固定したい際にも別のアクセサリーを使わずともShutterGrip2だけで完結できます。
ポイント
室内などの動画撮影では三脚固定が基本なので1/4ネジ穴があるのはかなり良いポイントです。
自分がスマホで動画を撮ったり、ライブ配信やビデオ通話をする場合はマンフロットのPIXIをよくセットで多用しています。
マンフロットPIXIの詳細は下記ページにてレビューしています。 テーブルフォトなどの卓上撮影から、友人たちとの集合写真。 しっかりとカメラを固定する必要がある星空や夕焼けのタイムラプス撮影などなど。 ふとした時に「カメラを固定したいなー」と思った時に役立つのが持ち ... 続きを見る
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カメラグリップ ShutterGrip2で実際に撮影してみた感想
ShutterGrip2は機能紹介を見てついMakuakeで衝動買いしてしまったそんなアクセサリーでしたが、実際に使ってみた一番の感想としてはどストレートですがスマホでの撮影がめちゃくちゃやりやすくなりました。
自分のスマホはトリプルカメラ内蔵でカメラのフリップ機能がついていたりとカメラ性能では評判が高いZenfone7 Proを使っています。
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しかしこの機種に限った話ではなく最近のスマホは性能の高さと合わせて大型化されている傾向もあります。
ポイント
特に女性の小さい手では、手に余るスマホも多いと思います。
そんな大きなスマホを手に持って撮影するとどうしても掴みが悪く握りずらい、またスマホを落下してしまいそうになるなどの問題がありましたが、そのあたりの使い勝手の悪さはグッと解消されました。
またスマホではピントを合わせたい場合は片手でピントを合わせる必要があるので、普通のカメラと違いカメラの固定がしずらい傾向があります。
しかし撮影のシチュエーションに合わせてグリップの角度変形をすることで、安定できる姿勢や角度でスマホを持つことができ手振れも減らせます。
シャッターもスマホの画面ではなく物理的なボタンで撮影できるのでスマホでの写真撮影の使い勝手はかなりよくなります。
ポイント
スマホを握る手が痛くなったり、安定感の無さからスマホがブレがちになっていましたがその悩みもなくなります
また基本的にかさ張る傾向が多い自撮り棒もShutterGrip2の機能に含まれており、三脚を使いたい時にもスマホマウントの代用ができたりと1台で何役にもなるので「結果荷物を減らせたなー」と感じることもありました。
自分はがっつり撮影したい際にはソニーのミラーレス一眼レフのα7IIIを使用していますが、そんなユーザーでもShutterGrip2を使うことで「スマホを同じ持ち手の感覚で使えるなぁ」と実感があったので、気楽にスマホだけを使って旅先でちょっと力いれて撮影をしたいなんて時には最適なアクセサリーです。
付けっぱなしでも日常使いできるShutterGrip2の魅力
撮影時に装着して使う用途で購入したShutterGrip2ですが、付けっぱなしにしていても日常使いできるアクセサリーでした。
装着することで重さも増し厚みも増すのでかさ張ってしまう点は確かにあります。
しかしグリップがあり指の引っかかりができることで、スマホで漫画を読んだり調べ物をするときにも思いのほか楽にスマホを持つことができます。
ポイント
縦撮影時のグリップを横に出すパターンだと電話する際などにも使えますね
グリップの可動の点では角度を調整することでスマホスタンドとしても活用できます。
三脚などを装着しなくても横位置、縦位置、どちらでも自立できるのでYoutubeなど動画コンテンツを観たいときにかなり活用できてます。
またスマホをズボンのポケットに入れることが多いですが、ShutterGrip2を付けっぱなしでも問題なくむしろグリップを掴めるのでズボンから引き出しやすい感すらあります。
ShutterGrip2の付属品にハンドストラップも付いているのでスマートフォンの落下防止としても使えます。
スマホを撮影機材として使うならば、取り外し自由なネックストラップのHandlinker(ハンドリンカー)を装着すれば持ち運びの勝手はさらにあがりそうな気がします。
まとめ
スマートフォンを一眼レフのような感覚で撮影できるようにする多機能なカメラグリップ、ShutterGrip2(シャッターグリップ2)についてレビューしました。
実際にShutterGrip2をつけて旅行時に撮影で使いましたが、スマホ撮影のわずらわしさを気にせずテンポよく撮影することができました。
スマホでもマニュアル撮影ができますがカメラをホールドしながらの操作のめんどくささが勝ってしまいなかなかやる機会はありませんでした。しかし「この使い勝手ならマニュアル撮影もありかも」と思わせてくれる便利ガジェットです。
またカメラグリップだけではなく、ハンドグリップ、自撮り棒、スマホスタンド、三脚など各種撮影機材とのマウントと、非常に機能が多いアクセサリーでもあります。
ポイント
YoutubeでのVlog動画の撮影用や、ライブ配信、ビデオ通話で使えるガジェットです
「スマホを使って気合いれて写真や動画を撮りたいなぁ!」と考えている人にはかなりおすすめできるアクセサリーなので是非チェックしてみてくださいね。
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