「写真や動画のクオリティーをステップアップさせたいな」と考えた際の候補の1つが撮影用ライトです。
自分も様々な小型の撮影用ライトは持っていましたが「そろそろ本格的な光量の強いものが1つ欲しいな」と悩んでいました。
「ただ持ち運びが悪くて大きいのは嫌だ、コンパクトなのが良いけどもそんなのあるのか?」と条件を絞りネットで調べてる時に見つけ、勢いで購入したのが今回紹介するCOLBOR CL100Xです。
使ってみた感想を最初に述べると、COLBOR CL100Xはまさに自分の要望をがっつり応えてるLEDライトでした!
COLOBOR CL100Xのココがおすすめ
・色温度も広く明るさ十分
・コンパクトで持ち運びも簡単
・Type-Cケーブル対応 モバイルバッテリーでも利用可能
・複数のCL100Xで連結ができる
・Amazonで2万円代で購入できる
今回のこの記事ではそんなCOLBOR CL100Xの特徴や魅力のポイントをわかりやすく説明しレビューしていきます。
ポイント
他のアクセサリーなどと組み合わせたCOLBOR CL100Xの便利な使い方も紹介します!
目次
撮影用ライト COLBOR CL100X 概要
COLBOR CL100Xは手のひらサイズのコンパクトなボディながら、最大出力110Wまで対応している写真・動画の撮影用ライトです。
色温度は2700Kから6500Kの間で調整可能と設定できる幅も広く、光量も0%から100%無段階に輝度の調整がおこなえます。
設定値の操作も見やすいサイズのディスプレイがついており、明るさ、色温度、バッテリー残量などの重要な情報を一目で確認できます。
Bluetoothによるリモートコントロールにも対応しており、対応のスマホアプリとの連携で離れた場所からでも照明をコントロールできます。
またボディはアルミニウム合金と剛性も高く衝撃に強い設計がされています。
Type-C給電で使えることと合わせて、室内のみならず、野外などのハードなシチュエーションでも使いやすいのが魅力な点です。
また外部バッテリーとアダプターのアクセサリー使うことで電源周りも含めてコンパクトにまとめることもできます。
CL100Xの使用用途の一例
・ポートレート、コスプレの人物撮影 ・商品の物撮り撮影 ・ウェディングフォト ・Youtube動画 ・広告撮影
撮影用ライト COLBOR CL100X 製品仕様 | |
モデル | CL100X |
色温度 | 2700-6500K |
CRI | ≥96 |
TLCI | ≥96 |
照明効果 | 10種類 |
本体サイズ | 152×80×90mm |
重量 | 約800g |
電源 | USB Type-C |
ボディ材料 | アルミニウム合金 |
付属内容 | ・CL100Xライト本体 ・BOWENSマウント ・アダプター ・キャンリングバッグ ・保護ケース ・説明書(英語) |
小型なのに最大出力110Wのメインライトとして使える光量
COLBOR CL100Xの大きな魅力の1つがコンパクトながら光量が強いところです。
本体サイズは手のひらに収まるほどで、重量も約800gと1kgもありません。
しかし光量は最大出力110Wまであるので十分に動画撮影から写真撮影のメインライトとして使うことができます。
光量は0%から100%の間で調整でき、1%ずつの細かな値で設定できます。
またボタンの押し込みで0%、25%、50%、75%、100%と段階での切り替えができます。
ポイント
静穏性にも優れている設計になっていることから、光量を大きくしてもファンの音などは特に気になりません。
不必要な音をいれたくない動画撮影のビデオライトとして最適ですね
色温度も2700K ~ 6500Kの間で細かな調整もできます。
こちらもボタンを押し込むと2700K、3200K、4000K、5600K、6500Kの登録されているプリセット値に素早い切り替えもできます。
COLBOR CL100X 光量の強さ・品質の撮影例
光の強さ、質の例として「照明なし」、「CL100Xの光量を50%」の2パターンで1.5mほど離れた位置から黒バックでウクレレを撮影してみました。
カメラの設定はどちらも変更していません。
またビデオライトの比較としてカメラや撮影条件は同じ設定で1500LUXの明るさの「PIXEL RGBビデオライトをMAX光量」にして撮影してみました。 最近何かと写真や動画の撮影用の照明機材に手を出しがちな自分ですが「発光色を自由に変更できるRGBライトが気になるな…??」と思い立ち、都合よくamazonのタイムセールでお得に販売されていた小型のRG ... 続きを見る
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EFFボタン フラッシュ、稲妻など10種類の照明効果モード
機能としてEFFボタンを押すことで自動的に光が切り替わる照明効果モードも10種類登録されています。
それぞれ特徴的な光の表現になりますが、動画の背景で使う光のアクセントなどとして使うことができます。
EFFボタン 10種類ライト効果
火災、CT Chase、パルス、テレビ、溶接ライティング、爆発、故障電球、フラッシュ、稲妻、SOS
本体の溝を使った三脚アダプター接続・複数のCL100Xの連結も可能
CL100Xの特徴として、本体部分の外観に溝の凹凸がついており、この溝の部分に三脚用のアダプタを取り付けることができます。
取り付け方もアダプタをスライドして差し込み固定するだけなので、三脚穴に取り付けるタイプのものより素早く脱着ができます。
アダプタの下部はライトスタンドが差し込める形状になっているので、あとはそのまま取り付けるだけです。
またこの本体の凹凸部分を活用することで複数のCL100Xを連結することができます。
仮に「メインライトとしては光量が足りないな」という撮影シチュエーションになった場合にも買い増しをしてメイン照明として光量を補填できるのが魅力です。
ポイント
スマホアプリやオプションの設定を使うことで、遠隔で複数のライトの光源をまとめた制御も可能です
SETボタン オプション画面での設定
SETボタンを押すことで様々な設定がおこなえます。英語表記などになりますが、使いそうな機能を中心に簡単に紹介します。
SETボタンでオプション画面へ
BT:スマホアプリにも対応でリンクしたい際に利用
FAXモードをSMARTからQUIETにすると光量上限が50%になる代わりに静音モードになる
GROUP:複数台を取り付けたい場合の連動が可能
RESP:SMOOTHからSHARPに変更すると光の変更速度が上がる
ソフトボックス、アンブレラのアクセサリーでより柔らかい光も
COLBOR CL100XにはBowensマウントと対応したリフレクターも同梱されています。
リフレクターを使うことで広範囲の光に指向性を持たせスポット的な光として使えます。
またBowensマウントに対応しているソフトボックスを別途用意することでCL100Xへの装着が可能です。
アンブレラに関しては付属しているアダプタには残念ながらアンブレラホルダーがついておらず、CL100Xの本体にも三脚穴がないのでそのままだと利用できません。
ただこれも本体の溝に差し込める三脚穴付きのクランプとアンブレラホルダー準備することで、アンブレラにも対応できるようになります。
ポイント
クランプは価格もお得でサイズもコンパクトです。
一度つけておけば外す必要もないので便利ですよ。
アンブレラを使うことで光がかなりまろやかになるので、動画の人物撮りのメインライトとしてCL100Xを使いたい場合などには装着するのがおすすめです。
TYPE-C PDにも対応 モバイルバッテリーでも稼働可能
CL100Xのおすすめポイントをあげるならば、電力の端子がType-Cケーブルに対応している点です。
それにより付属している電源ケーブル以外でも、PD100W出力に対応しているUSBケーブルとモバイルバッテリーがあればCL100Xを使用できます。
また試しに手元にある60W出力対応のモバイルバッテリーで使ってみたところ、光ることには光りましたが35%ぐらいまで光量をあげると本体がOFFになってしまいます。
ポイント
通常では電源をつけ直すと以前使っていた光量設定になりますが、この場合は光量の初期設定が30%になりました。
30%以下で使いたい場合は60W出力のものでも使えそうです。
ただMAX光量で使うと消費電力も100Wほど使うので長時間、野外などコンセントが使えない環境で使う場合は大容量のポータブル電源がおすすめです。
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収納バッグ付き 撮影用ライト一式の持ち運びがしやすい
COLBOR CL100Xの嬉しい点としては持ち運び用の収納バッグが最初からついていることです。
ライト本体や、かさ張る電源ケーブル、マウントやアダプタなどもひとまとめして運搬・保管できるのでかなり便利です。
またここまでで紹介してきた、アンブレラホルダーや3mの長さのType-Cケーブルなど追加で購入したアクセサリを入れてもまだ余裕があります。
ポイント
照明関連のガジェットは何かと細かいアダプタなどが多いです。
モバイルバッテリーの電源でも使えると言う機動性の高さに収納バッグがマッチしてるのは嬉しいところです
兄弟機のより小型な撮影用ライト COLBOR CL60Wもおすすめ
COLBOR CL100Xには先に販売された兄弟機のCOLBOR CL60もおすすめです。
光量の出力は65Wとなりますが、重量も550gと軽量でサイズもコンパクトなCL100Xよりさらに一回り小さいモデルになります。
また光量に関する以外の、外観やType-C給電ができる点、収納バックを含む付属アクセサリーなどの仕様は殆どCL100Xと同じものとなります。
ポイント
補足として光量の照射範囲のイメージとして、CL60はワンルーム(約10畳)、CL100Xはワンスタジオ(約15畳)となります。
価格もCL100Xよりは少しお手頃価格になるので、必要な光量の用途によって選択するのもありですね。
まとめ
持ち運びがしやすい光量がある撮影用ライトCOLBOR CL100Xについてレビューをまとめました。
最大110W出力に対応しているのでこれ1つあれば部屋全体が明るくなるほどで、ポートレート撮影やYoutube動画の撮影など様々な用途でメインライトとして活躍できる照明機材といえます。
Type-C給電も可能でPD 100Wに対応したケーブルやモバイルバッテリー、ポータブルバッテリーがあれば電源がない環境でも使えることからフットワーク軽く使いたい人にも向いています。
「本格的に写真や動画の撮影をしたい!」と考えた際に定常光で光量のあるビデオライトがあると撮影のクオリティーや幅をぐっと広げることができます。
使える撮影用ライトがほしい!と探している人にはおすすめの撮影用ライトですよ。
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