ポトレやコスプレなどの人物撮りの写真に力を入れようとした際に、まずは整えるアイテムの筆頭にストロボがあります。
Sonyのα7Ⅲに買い換えた際に使えるストロボがなかったのもあり、最初はGodoxの入門ストロボ「TT600」を購入しました。
しかし光量や使い勝手を考えてさらにステップアップしたいなーと思ってたのもあり、同じGodoxで話題のストロボAD200を追加で購入しました。
使った感想を先に述べるならば「最初に買っておけばよかったぜ!」としみじみ思わされるぐらい満足なストロボでした。
今回はこちらのGodox AD200の特徴や使い勝手、メリットについてご紹介します。
目次
Godox AD200 概要・スペック
AD200は中国のストロボメーカーGodoxが販売しているモノブロックストロボです。
通常のクリップオンストロボと違い、カメラには装着できずワイヤレスで使う必要がありますが、発光できる光量が強いのが特徴です。
またAD200はバッテリー式でモノブロックストロボながらコンパクトな作りにもなっているので、屋外での撮影にも最適です。
その使い勝手の良さからプロも含めて多くのカメラマンが使っている人気のストロボです。
さらに価格も純正のストロボと比べても安価でコストパフォーマンスに優れています。

Godox AD200 スペック | |
ガイドナンバー | スピードライトヘッド:52(ISO100・m) フラッシュチューブヘッド:60(ISO100・m) |
最大パワー | 200 W/s |
パワー出力調整 | 8段 22段階(1/128〜1/1) |
シンクロモード | ハイスピードシンクロ(最大1/8000秒) 先幕および後幕シンクロ |
TTL | 〇 |
モデリングランプ | LED |
送信範囲 | 最大100m |
ワイヤレスフラッシュ機能 | スレーブ オフ |
制御可能なスレーブグループ | 5 |
チャンネル数 | 32(1~32) |
電源 | リチウムバッテリーパック(14.4V/2900mAh) |
発光回数 | 500回 |
リサイクルタイム | 約0.01-2.1秒 |
色温度 | 5600±200K |
サイズ | 168mm x 75mm x 50mm(フラッシュヘッド無し) |
重量 | 約560g |
収納ケースもしっかりとした作りになっています。
専用の充電機器などもケース内にひとまとめされています。
本体ヘッド部分の裏側にある操作画面。見やすくわかりやすい表示。
Godoxのコマンダー(送信機)を使いカメラと連動 様々なメーカーで利用できる
Godoxは純正ではないサードパーティー性ゆえのメリットとして、Canon,Nikon,Sonyとカメラのメーカに縛られず利用できます。

AD200をワイヤレス発光するためにはカメラにGodoxのコマンダー(送信機)を取り付ける必要があります。
それによってストロボの発光や設定を制御することができます。
ポイント
上記の「Godox Xpro-S」はソニー用のコマンダーです。
Canon用は最後のアルファベットが"C"、Nikon用が"N"となります。
間違えないよう要注意。
またコマンダーに複数のストロボを登録することができるので、ワイヤレスで複数のストロボを発光させることができる多灯ライティングもおこなえます。
コマンダー側でストロボごとの発光パワーの設定も変えれるので撮影が楽々です。

2つのヘッドで光の質が変わる!スピードライトヘッドとフラッシュチューブヘッド
GodoxのAD200はヘッド部分を自由に取り換えることができます。
購入時のセットにはスピードライトヘッドとフラッシュチューブヘッドの2種類がはいっています。
スピードライトヘッドはよく見かけるクリップオンストロボのタイプとなっています。

LEDのモデリングランプが内蔵されており、光の当たり方の確認やピント合わせの正確性をあげるために活用することもできます。
フラッシュチューブヘッドは電球のような見た目をしており、満遍なく柔らかい光が広がるのが特徴的です。
様々なアクセサリーを合わせて使うことで汎用性の高い光を作ることができます。
ポイント
ヘッド部分を交換することで好みにあわせた光を作れる!
このフラッシュチューブヘッドが使いたくてAD200を購入した方も多いと思います。

また別途購入になりますが他にも取り換え可能なヘッドがあるので、撮影の用途に合わせて自由に使い分けすることができます。
大光量なのにコンパクトで持ち運びしやすい
モノブロックストロボになるのでクリップオンストロボより発光のパワーが強めです。
各社が販売しているガイドナンバー60(比較的光が強いストロボ)の倍あります。
それにより光量が必要な屋外での日中シンクロの撮影でも無理なく光量を確保できます。
またGodoxの入門ストロボTT600と比較してもサイズはそこまで大きく変わらないので持ち運びにもそこまで難がありません。
ポイント
カメラバッグの横にも収納できるサイズなので持ち運びしやすい!
発光に必要なチャージ時間が早い
リチウムイオンバッテリーを利用しているのもあり、単三電池のタイプより次の発光までのチャージ速度が早いです。
フル発光させた際にも2.1秒の速度。
出力を1/4、1/8にすることで比較的ストレスもなく、テンポよい撮影にも対応することができます。
数多い専用アクセサリで用途にあわせた光のカスタマイズが可能
AD200には様々なアクセサリが用意されており、それらを活用することでAD200のポテンシャルをさらに発揮させることができます。

特にフラッシュチューブヘッドに取り付けれるディフューザーのAD-S17(通称きのこ)は光のムラも減らせ全体的に柔らかく優しい光を拡散できることから一緒に購入する方が多い人気の機材です。
AD-S17をフラッシュチューブヘッドの取り付けるとこんな感じに。確かにきのこ…。
S型ソフトボックスブラケットにも接続可能
「いままでストロボで使ってたアクセサリは使えないの?」と疑問に思う方には朗報です。
ソフトボックスやアンブレラを使う際によく利用するS型ブラケットにも接続できます。
またAD200に三脚穴が付いているので棒型のアンブレラホルダーも使うことができます。
ポイント
縦位置にも横位置にも三脚穴がついてます
スピードライトヘッドならば利用していたカラーフィルターやデュフューザー、リフレクターも流用できるものが多いので今までのストロボ装備もそのまま活用することができます。
こんな人におすすめ
こんな方におすすめ
- 屋外で光量があるストロボを使いたい
- 日中シンクロを撮りたい
- テンポよくストロボを使った屋外撮影をしたい
- 複数、安くストロボ機材を揃えたい
- 人物撮りをもっと気合いれてやっていきたい
- ストロボのことがよくわからないけど今後使っていきたい
フラッシュチューブヘッドの光が柔らかく使いやすいので「ストロボは光が固くて使いにくいにんだよなぁ」とストロボに苦手意識がある方ほど取っつきやすいアイテムだと感じました。
実際にAD200を買ってからストロボがより好きになり、それによって使う頻度も増え上達したと思います。
好きこそものの上手なれ、ですね。
まとめ
GodoxのAD200は多くの撮影現場でも見かけたのもありそこから興味が出たストロボにはなりますが、実際に使って見てその人気の高さがよくわかるアイテムでした。
特にフラッシュチューブヘッドの光の使い勝手がよく、アクセサリのAD-S17やソフトボックスやアンブレラと合わせることで拡散した使いやすい光を作ることができます。
他にも使ってみたいヘッドやアクセサリがあるのでそれらを使うのも正直かなりワクワクしてます。
ストロボでの撮影がグッと楽しくなり、使いたくてしょうがなくなる。
そんなストロボになりますので興味がある方は一度チェックしてみてください。
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