価格が手ごろでありながら品質が高いカメラアクセサリーのメーカー、Ulanzi。そんなUlanziから発売されたポータブル三脚 MT-79を手に入れてみて使ってみたところ、その利便性に驚かされました。
この記事では、カメラや照明機材系の三脚を探している方に向けて、Ulanzi MT-79の使い勝手や特徴をレビューします。
Ulanzi MT-79 がおすすめな人
・手ごろな価格で高さがある三脚を求める人
・手軽に使えるストロボや照明のライトスタンドを探している人
目次
ポータブル三脚 Ulanzi MT-79の外観・特徴
Ulanzi MT-79は折りたたみ型のコンパクトな三脚です。軽量なアルミニウム合金製で、重量は約550g。
折りたたんだ状態の長さは36.5cmと持ち運びやすいサイズですが、展開すると最大198cmまで伸びます。
7段階での伸縮が可能で、高さの調整が自在です。
ポイント
足の開閉部分は48cmまで広げれます(開閉部分の調整はできません)。
小型な三脚な割には足が長く、安定感があります。
ヘッド部分は1/4ネジで、ミラーレスカメラやGoProなど幅広い機器を取り付けられます。
ネジ部分は指で簡単に操作でき、装着後の調整も容易です。
さらに、垂直方向に180度角度を調整できるので、構図や照明の調整がスムーズ。
値段はAmazonで3,000円以内と手頃です。
Ulanzi MT-79のカメラバッグ 収納例
MT-79は2mまで伸ばせる三脚ながら収納時は36.5cmとコンパクトなので、持ち運び時にもかさばりません。
カメラリュックのサイドポケットにも入れやすく、高さもあまりでないので邪魔にもなりにくいです。
キャリータイプで縦サイズが39.4cnmになるエアポートナビゲーターも持っていますが、サイドポケットに入れると少し飛び出す感じにはなります。
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小型カメラの三脚からビデオライトの三脚として
最大荷重が1kgまでなので、重たいフルサイズミラーレスカメラ+レンズの装備だと難しくはありますが、ZV-E10などの軽量なAPS-Cカメラであれば十分使用できます。
また手軽に使いやすいことから、GoProや、Insta360などのアクションカメラからスマホでの撮影にも適しています。
ココがポイント
三脚の足を展開せずに、棒だけを延長することもできるので2mほどまで伸びる自撮り棒のような使い方もできます。
Insta360用の3mの超伸びる自撮り棒は1万越えするので、こちらの代用品としても使えなくもないです。
個人的には物撮りや、動画撮影時の照明用ライトとして使うことが多いです。
高い位置から角度を出して光を当てたいシーンは多いので、その際にすぐ使えるのは便利です。
ポイント
通常の三脚と違ってスペースを撮らない点も良いポイントです。
カメラ以外での用途としては、ポータブルプロジェクター用としてでも良いかも。
三脚の足がサイズの割には広がり、底面部にも滑り止めがあるので思いのほか安定感はあります。
しかしそれでも風にはあまり強いとは言えないので、野外での使用には注意が必要ですね。
ストロボ用の簡易のライトスタンドとしても使いやすい
Ulanzi MT-79はストロボのライトスタンドとしても活用できます。
特に野外での移動が多いポートレートやコスプレ撮影などをする際には便利です。
ストロボはGodoxのAD100やAD200を使っていますが、特に軽量なAD100との相性は丁度よく、ストロボを使いたい際にもすぐ展開することができ、片付けも一瞬でできます。
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ポイント
エアポートナビゲーターを使うときは、足を展開せず、カメラバッグ内に長さを出したMT-79を入れ込んでキャリー移動可能な照明として使ったりも。
また三脚展開できない場所などでも、自撮り棒のような使い方でのストロボ運用もできるので応用範囲が広いです。
さすがにアンブレラやソフトボックスを装着しての利用には安定感にかけますが、簡易的な利用には必要十分です。
Ulanzi MT-79と合わせて用意したいカメラアクセサリー
Ulanzi Go-Quick II クイックリリースアダプター
同じくUlanziから発売されているクイックリリースアダプターの装着がおすすめです。
アダプター部分は分割でき、はめて回すだけと名前の通りクイック作業で素早く結合できるので、カメラや照明機材との脱着がかなり簡単になります。
ポイント
GoProやスマホなど三脚を使いたい時と、手で持って使いたい時の比率が多い時には特に便利です
脱着の用途が多い場合には、これ一つあるとかなり使い勝手がよくなります。
価格も1,000円前後で手に入るので、ぜひ合わせて使ってほしいアクセサリーです。
持ち運び用キャリングケース
MT-79には残念ながら収納ケース類は付属していないので、裸で持ち歩きたくない方にはこちらのキャリングケースがおすすめです。
40cmとちょうどいい規格のものが売っているので、サイズ感もよく持ち運びやすいです。三脚を複数本持ち運びたい方にとって、使い勝手が良いアイテムだと言えます。
ポイント
自分は長さが49cmのFOSOTOのライトスタンドの持ち運び用として同メーカーの50cmのものを購入しました。
3本ほど一緒に入れるスペースがあるので、MT-79もこれに入れて持ち運んでいます。
まとめ
Ulanziのポータブルな三脚、MT-79の使い勝手についてレビューしました。
収納時は40cm以下ながら、三脚を展開すると7段階で調整が可能で最大2mほどまで延長できる使い勝手の良い三脚です。
テーブル三脚としても、自撮り棒としても使用できるため、用途が広いのも魅力です。個人的にはいろいろな手軽な三脚を試してきましたが、「本当に早めに買っておけばよかった!」と感じさせられるカメラ関連のガジェットです。
フルサイズのミラーレスカメラや本格的な撮影にはやや心細い部分もありますが、コンパクトカメラやスマートフォンでの撮影から、室内での動画撮影用のビデオライトとしての三脚をお探しの方には特におすすめです。
「手軽な三脚を探している」という方は、ぜひUlanzi MT-79を試してみてください。
Ulanzi MT-79 がおすすめな人
・手ごろな価格で高さがある三脚を求める人
・手軽に使えるストロボや照明のライトスタンドを探している人
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