気軽に手振れがない高品質な映像を撮影できるDJIのジンバル内蔵カメラ、OsmoPocket。
このカメラ1つだけあれば様々なシチュエーションで動画の撮影ができます。
街撮りで歩きながらのVlog撮影にももちろん便利ですが、カメラを三脚などに据え置いた静的な撮影でも使えます。
さて、OsmoPocketで静的な撮影をした人は「こんな風にできればいいな」と思いませんか?
こんな使い方がしたい!と言う悩み例
・撮影中の映像を本体の小さな画面ではなく大きな画面で確認したい
・カメラの動作や映像を本体と離れた手元で制御・確認したい
・外部マイクを接続し高音質な録音をしたい
・長時間の連続撮影がしたいので充電しながら利用したい
この悩みを1つだけ解決するのではなく、2つ・3つを同時に解消したいと考えたらどうでしょう?
「あれ?どうやればいいんだ?」となりませんか?実際自分はなりました。
今回はそんな課題をどうにか解決したいと悩みに悩んだ結果「これは便利じゃないか?」と確信した、OsmoPocketの外部接続の幅を広げるたった1つの冴えたやり方をご紹介します。
【追記】2023年11月にOsmoPocket3が発売!
OsmoPocketシリーズの新型としてOsmoPocket3が発売されました!
性能はPocket2から大きく向上され、Vlogカメラとしてもかなり完成度の高いジンバルカメラになります。詳細レビューは下記でご確認ください。
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目次
無線?有線?OsmoPocketの撮影中の映像をスマートフォン、タブレット端末に表示する方法
DJIの公式アプリ「DJI Mimo」を使うことでOsmoPocketで撮影中の映像をスマートフォン・タブレット端末に表示できます。
DJI Mimoアプリを使うためにスマートフォン・タブレットに接続する方法は2つ。
Bluetoothによる無線接続か、USBによる有線接続です。
「え?それなら無線接続でスマホと繋げて、USBで充電やマイクと繋げるだけじゃん」
…となれば話は早いのですが、そうは問屋が卸してくれません。
まずOsmoPocket本体にはBluetooth接続機能がないので、別途アクセサリのワイヤレスモジュールを購入する必要があります。
しかしこのワイヤレスモジュールを使うにあたり問題点があります。
それは下記の通り。
ワイヤレスモジュールの問題
・価格が高い(6,500円ほど)
・映像の遅延が発生する
・モジュール側面増設のUSBポートに外部マイクアダプタが認識しない(情報あり)
このような点を考慮し今回はBluetoothの無線接続ではなく、USBを使った有線による外部接続でどうにかする方法を考えてみました。
離れた位置で映像の確認をしながら外部マイクも使いたい! 外部接続の問題
OsmoPocketには外部接続するために使える端子が2つあります。
1つは本体の下部にあるUSB TypeC端子。
2つめはスマートフォンと接続するために使えるOsmoPocket独自のスマートフォンアダプターです。
名前の通りスマートフォンアダプタにスマートフォン端末を接続することで「DJI Mimo」のアプリも使うことができます。
しかしOsmoPocket本体をスマートフォンなどの端末側面に直接接続するので、これではカメラと離れた位置でアプリの制御・映像の確認ができません。
下部にあるUSB端子にUSBケーブルを使いスマートフォンと接続すれば離れた位置でアプリも使えます。
しかし今度はUSB端子が埋まることで、アプリを使いながらの充電や外部マイクアダプターの利用は諦めなければなりません。
そしてこのスマートフォンアダプタは名前の通りスマートフォンとの接続用なので、端子が差し込むオス側なので他のUSB機器と繋げる設計になっていません。
そこで考えだした答えがスマートフォンアダプターをメス側に変更しUSBケーブルに繋げれるようにすると言う手段です。
スマートフォンアダプターに両方メス側のUSB中継ハブをつかう
そこで登場するのが両方メス側のUSB端子です。
自分はAndroidを利用しているので今回は両面がTypeCのメス側になるものを準備しました。
最初は近所の家電屋で探しましたが一向に見つからず。こういうアイテムはやはりamazonは品揃えが強いです。
これをスマートフォンアダプターとTypeCケーブルの間に取り付けることで、OsmoPocket本体と離した位置でのスマートフォンの接続が可能となります。
実際にこのシステムを利用することで下部のTypeCで外部マイクと接続またはOsmoPocketの充電をしながら、離れた位置から有線接続によるタブレットでの映像の確認・撮影操作が可能な環境を作れました。
またいろいろなパターンでの接続のを試しましたが、スマートフォンアダプター側では充電や外部マイクアダプターは認識しませんでした。この点は要注意ですね。
大きな画面で離れたところからの操作。これが思いの外便利!
また自分が利用しているタブレットはmicroUSBの端子のみですが、TypeCをmicroUSBに変換するパーツを使うことで無事に接続できました。実際に試してみるって大事。
まとめ
スマートフォンアダプターに両方メス側のUSB延長ハブを使うことでさらにOsmoPocketを活用できる幅が広がります。
パーツ1つ1つの価格も安価なのでとりあえず試せるのもおすすめポイントです。
タイトルにたった1つの冴えたやりかたと入れましたが、まだ他にも見つけてないOsmoPocketの新しい可能性があると思うので引き続き便利な使い方を模索していきます。
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