「撮影した写真をデータじゃなく実物ですぐ欲しいなぁ」そんな時におすすめなのが撮った写真をその場でプリントできるチェキカメラです。
チェキカメラの存在自体を知っている人は多いと思いますが、いざ購入を考えてみると「どんなモデルがあるのか」「機種や選び方としては何をポイントにすべきか」「安い値段と高い値段のモデルの違いはなんだろう」と様々な悩みがでてくると思います。
そこでこの記事では「チェキカメラを使ってみたい!」と考えている方を対象にチェキカメラの使い方から選び方、おすすめのモデルを比較しながらレビューしていきます。
目次
チェキカメラってどういうもの?
チェキカメラは撮影した写真をその場で印刷することができる富士フィルムのインスタントカメラです。
初代チェキは1998年に発売されており、すでに20年以上の歴史があるカメラシリーズです。
日本ではチェキと言う名前で多くの人に知られていますが正式名称は「instax(インスタックス)」と言います。
撮影には専用のフィルムが必要となり、チェキ本体に装着することで撮影がおこなえます。
スタンダードなアナログのチェキでは、データとしては残らず撮影した後に数秒でカメラから直接プリントされます。
ポイント
フィルムも様々な種類がありますが、最もベーシックなものは名刺ほどのサイズのものになります。
デジタルが普及した今だからこそ、写真を物としてすぐ残せるアナログの良さから若い層を中心に人気が再熱しているカメラです。
チェキカメラの特徴とおすすめな理由
おすすめな理由1.カメラ本体の値段が安い
チェキの魅力な点はカメラ本体の値段が安く1万円以内から購入することができます。
最近ではiPhoneなどのスマホのカメラ性能が高くなってしまったことで、差別化できるほどの画質のデジカメを購入するには10万円近く必要になります。
しかしチェキはアナログでプリントするのがメインとなり、スマホの撮影とは用途が違うことから、一般的なデジカメの購入とは違い性能をあまり比較せず購入できます。
おすすめな理由2.操作がシンプルで初心者でも使いやすい
チェキの良いところは機能がシンプルでカメラ初心者の方でも使いやすい点です。
エントリーモデルからでも明るさの自動調整があることから撮影はシャッターを押すだけと操作が簡単です。
またアナログカメラなのでフィルムを入れる必要がありますが、35mmフィルムカメラと違いフィルムの巻き上げや装填に失敗する心配もなく気軽に使用できます。
おすすめな理由3.リアルタイムですぐ写真を渡せる
チェキカメラの何より良いところはその場で写真にして渡せることです。
最近では撮影した写真をコンビニにいけば印刷はできますが、チェキがあればその手間も必要なくその場で渡せます。
会える日がその日その時間しかないイベントなどでは特に重宝します。
ポイント
印刷時間は数秒ほど。機種によっては同じ写真を複数枚印刷することもできます。
SNSなどでデータとして写真を見る機会が多い反面、物として残る写真を見る機会は減っています。
だからこそプリントした写真を貰うワクワクや喜びは一層高いとも言えますね。
チェキカメラで撮れる写真サイズとフィルターの種類
チェキカメラでプリントできる写真サイズはスタンダードな名刺サイズのものと合わせて3種類あります。
カメラで撮影できるサイズは決まっており対応している1種類のサイズしか印刷はできません。
instax mini
カードサイズのミニフォーマット。
チェキで一番スタンダードなサイズで種類も多い。
instax miniの仕様
・フィルムサイズ:86×54mm
・写真サイズ:62×46mm
・フィルム10枚の公式価格(税込):814円
instax SQUARE
1:1のスクエアフォーマット。Instagramなどで見慣れた画角。
人物・風景を問わずさまざまなシーンの撮影に。
instax SQUAREの仕様
・フィルムサイズ:86×72mm
・写真サイズ:62×62mm
・フィルム10枚の公式価格(税込):1,100円
instax WIDE
miniフォーマットの2倍サイズのワイドフォーマット。
Lサイズの写真と同じように整理できるのが特徴。
instax WIDEの仕様
・フィルムサイズ:86×108mm
・写真サイズ:62×99mm
・フィルム10枚の公式価格(税込):1,812円
チェキ用フィルターは様々なカラーやデザインが展開
またフィルターの枠の色はベーシックなものではホワイトですが、それ以外にもブラックやスカイブルー、ピンクレモネードとカラフルなバリエーションがあります。
さらにレインボー、ストライプ、ステンドグラスなどの柄が入ってるものからミッキーやプーさんなどのキャラクターものなど多種多様なデザインのものがあります。
チェキ 機種の選び方 液晶付きからスマホ転送の対応型
チェキ本体の製品は大きく分けてアナログ型、ハイブリッド型、プリンター型の3つあります。
アナログ
アナログ型は最もベーシックなチェキのタイプでシャッターボタンを押すだけで簡単に撮影ができます。
撮影したらその場でプリントされるためインスタントカメラの良さを楽しむことができます。
基本のタイプだけあり機種の種類も多く、比較的安価なのも特徴です。
アナログタイプ一覧:(mini 40/mini 11/mini 90/SQ1/WIDE 300)
ハイブリッド
ハイブリッド型は背面にモニターを搭載しているデジタル型で画面を見ながら撮影できます。
またプリントする前に撮影データに編集からフィルター加工なども加えれるのでこだわった撮影が可能です。
撮影したデータを後から複数枚と印刷できるのも特徴です。
ハイブリッドタイプ一覧:(LiPlay/Evo)
プリンター
プリンター型にはカメラ機能はついておらずスマホで撮影したデータを印刷できるタイプです。
スマホの専用アプリを使い後から印刷することができるので撮影の際に持ち運ぶ必要がありません。
文字を入れたり写真以外のデータを組み合わせたりと、編集自体もスマホで加工ができるのでこだわった印刷もおこなえます。
プリントタイプ一覧:(Link/SP-3/Link WIDE)
機種別 おすすめのチェキカメラ7選
チェキ instax mini12(アナログ)
2023年の3月に販売されたエントリーモデルinstax miniシリーズの最新モデルです。
周りの明るさにあわせてシャッタースピードやフラッシュ光量を自動で設定するオートモードを搭載。
他のモデルと違いブルーやピンクなどカラフルなカラー展開がされているのが特徴です。
チェキ instax mini11がおすすめな人
・出来るだけ価格を抑えて安くチェキを使いたい人
・ポップでかわいいデザインが欲しい人
チェキ instax mini90(アナログ)
miniシリーズの中で最上位機種。他のチェキと比べてクラシックカメラの高級感あるデザインが好ましいアナログモデルです。
マクロ撮影モード、遠景モード、二重露光モード、バルブモードなどこだわった撮影ができる機能も多く搭載。
電池ではなくバッテリーを採用しているので気軽に使えるのも特徴です。
チェキ instax mini90がおすすめな人
・デザインがかっこいいアナログチェキが欲しい人
・チェキでこだわった撮影がしたい人
instax mini 90は下記記事で実際に使ってみた内容を元に詳しくレビューしています。
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チェキ instax mini LiPlay(ハイブリッド)
miniシリーズのハイブリッドなデジタルチェキ。モニターを見ながら撮影ができ多彩なフレームやフィルターでの加工も可能。
気に入った写真のみ選択して印刷できます。
LiPlayだけの特徴としては音まで撮れる機能が搭載。カメラで録音した音をQRコードにして撮影した写真に一緒にプリントできます。
サイズもチェキの中で最軽量でコンパクトなので毎日の持ち歩きにも最適です。
instax mini LiPlayがおすすめな人
・音も録音できるハイブリッドなチェキが欲しい人
・コンパクトで持ち運びがよいチェキが欲しい人
チェキ instax mini Evo(ハイブリッド)
チェキの中でも多くの撮影機能が搭載されている高性能な最新型のハイブリッドモデル。
デジタルながらクラシックなデザインで、アナログなレンズダイヤル、フィルムダイヤルを使った撮影が楽しめます。
3.0インチの液晶モニター付きで画面を確認しながら100通りの多彩な写真表現を使った撮影が可能です。
プリントのクオリティも高く解像度もLiPlay318dpiから2倍の636dpiにアップされています。
チェキ instax mini Evoがおすすめな人
・高性能で失敗のないチェキが欲しい人
・見た目のデザインも両立したい人
instax mini Evoは下記記事で実際に使ってみた内容を元に詳しくレビューしています。
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チェキ instax SQUARE SQ1(アナログ)
1:1の正方形のチェキが撮影できるアナログタイプ。比較的SQUAREシリーズの中では安いモデルです。
セルフィーモードも搭載されており、撮影範囲が広いので複数人を被写体にした正方形のチェキを楽しみたい方におすすめです。
チェキ instax SQUARE SQ1がおすすめな人
・スクエアのフィルムに対応している安いチェキが欲しい人
・正方形デザインが好きな人
チェキ instax WIDE300(アナログ)
現行でWIDEサイズが撮影できる唯一のモデル。miniのチェキより画面の幅が2倍と広い画角の写真が撮影できます。
大勢のパーティーから風景写真と様々なシチュエーションで使いやすい。
Lサイズプリントと同等のサイズ感でLサイズプリントと一緒にアルバム整理もできます。
チェキ instax WIDE300がおすすめな人
・ワイドサイズでのチェキが撮影したい人
・いろいろなシチュエーションに対応したチェキが欲しい人
チェキ instax mini Link2(プリンター)
スタンダードなminiサイズに対応したチェキプリンター。スマホで撮影・編集したデータと専用のスマホアプリを使うことでプリントできます。
特別な機能としてスマホ内の動画の中からベストショットを切り取ってプリントできる「Video Print」モードも搭載。
プリンタから出る光を使い空中に絵が描ける機能や、プリントしたチェキをスマホにダウンロードできる便利な機能もついています。
ココがおすすめ
・カメラの持ち運びがしたくない人
・スマホで印刷する写真を編集したい人
Tavishot(タビショット)でチェキをレンタルする使い方
チェキカメラは購入するだけではなくレンタルをして試しに使うこともできます。
チェキは結婚式などや記念日などで使いたい場合が多いので、そのようなイベントに合わせて費用を抑えてお得に準備できます。
レンタルサービスのTavishot(タビショット)ではチェキカメラやGoPro、360度カメラなどのVLOGなどに最適な旅用カメラをレンタルできます。
チェキもアナログタイプに加え、ハイブリッドやプリンタータイプも選択でき、7日間から単品で1,980円から借りることができます。
ポイント
対応フィルムもセットの価格の送料込で3000円台から借りれます。
フィルムをわざわざ注文する手間もないので簡単です。
またタビショットを実際に使ってみた詳細は下記記事でまとめています。
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まとめ
撮影した写真をその場ですぐに印刷できるインスタントカメラ、チェキ(instax)についてレビューし紹介しました。
結婚式や誕生日パーティーなどの特別な日の思い出を、その場ですぐに写真として渡せるのでプレセントとしても喜ばれます。
従来のアナログタイプから、編集や加工をおこない後で印刷したいものを選べるハイブリッドなものから、スマホから直接印刷できるプリンタータイプとチェキには機種も様々あります。
フィルムのサイズや色や柄なども考慮にいれると選択肢はかなり多く、様々な楽しみ方ができるともいえます。
ぜひあなたにあったお気に入りのチェキをみつけてくださいね。
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