キャンプや車中泊のアウトドアや、災害時の対策として年々需要が高まっているガジェットがポータブル電源です。
様々なメーカーから新しいモデルも次々に発売され、大容量のバッテリーも年増しにバージョンアップされ多く販売されるようになってきました。
そしてそんな容量が大きいポータブルバッテリーの充電方法の1つとして、持ち運びができる発電力が高い大出力のソーラーパネルの需要も同時に高まっています。
まさに自分もその1人で所有しているポータブルバッテリーAnker PowerHouseの充電用として、Hypowell ソーラーパネル120WをAmazonで購入しました。
いろいろなメーカーのソーラーパネルがある中でHypowell ソーラーパネルをなぜ購入したのか?実際にAnkerのポータブル電源に使い無事に充電できたのか?Hypowell ソーラーパネル120の使い勝手の紹介、レビューをしていきます。
目次
Hypowell ソーラーパネル120W 概要
Hypowell ソーラーパネル120Wはポータブルバッテリーの充電に適した持ち運びが可能な発電量が高いハイパワーなソーラーパネルです。
20%以上の高変換効率を実現した9枚のソーラーパネルが搭載されており太陽光を使い安定した急速充電が可能です。
またパネルはコンパクトに折りたためることができ、重量も僅か5.3kgで持ち運びにも適しています。
付属品に多種多様なポータブルバッテリーの充電に適している10種類のDCプラグとDCケーブルがついてきます。
ポイント
Hypowell製以外のポータブルバッテリーやモバイルバッテリーにもソーラー充電がおこなえます。
24か月保証付きでPL保険にも入っているので製品としての安心感もあります。
Hypowell ソーラーパネル120W 概要 スペック | |
ワット数 | 120W |
収納サイズ | 横520mm 縦200mm 高さ50mm |
展開サイズ | 横2000mm 縦520mm |
重量 | 5.3kg |
出力ポート | DC出力、Type-C出力、USB-A1(急速充電口)、USB-A2 |
変換効率 | ≥20% |
太陽電池 | 単結晶 |
最大電力(Pmax) | 120W |
開放電圧(Voc) | 21.6V |
最大動作電圧(Vmp): | 18V |
短絡電流(Isc) | 7.33A |
最大動作電流(Imp) | 6.66A |
USB出力 | 5V2.4A / 9V2A / 12V1.5A(Max) |
DC出力電流 | 7A(Max) |
Type-C出力電流 | 3A(Max) |
ソーラーパネルって必要?キャンプや車中泊のアウトドア、災害時の電源も安心
ポータブル電源と合わせて発電量が高いソーラーパネルを持っていることでキャンプ地などの野外でも充電の手段が増え、電力の悩みが減ることで安心さが増します。
大容量なバッテリーとは言え、各種電気調理器をはじめ、夏なら冷却関連、冬なら電気毛布などを使っていると1~2日でかなりの電力を消費してしまいます。
ポイント
調理器具として車でお米を炊ける「タケルくん」を使っていますが、Anker Powerhouseでは1回の炊飯で約10%ほど消費します。
しかしそこでソーラーパネルがあれば容易に電力の確保ができます。
実際の経験として2泊3日以上のキャンプでポータブル電源の残り容量が乏しくなった時にも、朝から夕方までの時間で太陽光充電をおこなうことでかなりの容量をまかなえます。
個人的に最近キャンプではポータブル冷蔵庫を常に可動させるのもあり電力の心配もありますが、連泊時などはソーラーパネルがあると他の家電も合わせてかなり安心に使えます。
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災害時用にポータブル電源を持っている方も多いとは思いますが、大規模停電などの非常時に電気が止まり続ける期間を考慮すると何処にでも持ち運びができるソーラーパネルを導入することで電力面では初めて完ぺきな災害対策になると言えます。
120Wに対応した急速充電対応の高出力ソーラーパネル
Hypowell ソーラーパネルの発電量はMAXで120Wと高出力のソーラーパネルです。
発電性能としては23%の高変換効率を誇り、 カタログスペック上、同社Hypowellの540W容量ポータブル電源CN500ならば約8時間ほどで100%充電が可能とのことです。
ポイント
ソーラー充電は太陽光の強さ、気温、影の位置などによって充電効率が変動されます。
またHypowellのソーラーパネルはMTTPとTIR-C技術を採用しており、接続されたデバイスに合わせて自動的に認識し適切な電流での充電がおこなえます。
逆電流の防止機能もついているのでパネル側、デバイス側どちらも保護しながら安全な高速充電が可能です。
Hypowellソーラーパネルの使い方は簡単で、太陽の向きに合わせてパネルを展開するのみです。
その後は本体についている出力ポートと充電したいデバイスにケーブルを接続することで充電がおこなえます。
パネルの裏側には角度を調整できるスタンドも付属しているので、角度を調整する支えなどを別途準備する必要もなく設置することができます、
60W対応などのパネルの枚数や大きさが一回り小さいソーラーパネルも販売されていますが、天候によってマックスの発電量が出ないことも多いので、充電容量が大きいポータブル電源の場合は100W以上のパネルがおすすめです。
9枚のパネルがコンパクトに折り畳み可能で簡単持ち運び
Hypowell ソーラーパネル120Wの最大の魅力がコンパクトな折りたたみが可能な点です。
120W出力のソーラーパネルはパネル数が3~6枚のものが多い中、本製品のパネル枚数は9枚です。
枚数が多い分折り目も多くあり、他社製品と比較してもかなりコンパクトなサイズにできます。
収納時のサイズは横が520mm、縦が200mとなります。他社の同スペック製品の場合は縦のサイズが350mm以上のものが殆どなのでこれはかなりのメリットです。
自分の愛車であるフリードスパイクにはキャンプグッズを積載するために天井にルーフボックス(INOO BRQ55BK)を設置していますがこのサイズだとかさ張ることもなく気軽に収納できます。
キャンプや車中泊に行く際はキャンプ用品などで収納する荷物が多くなりがちです。
車載スペースの余裕がないことも多いので、コンパクトに収まり車への収納がしやすいのは嬉しいポイントです。
ポイント
手で持った際にも持ち運びしやすい重量バランスでまとまります
10種類のDCプラグ、ケーブルが付属 Type-C出力にも対応
多くのポータブルバッテリーはDC出力による充電方法を採用していますが、実はDCケーブルの規格は様々ありデバイスごとでDCコネクタ端子が違います。
しかしHypowell ソーラーパネル120Wには10種類のDC変換プラグやアンダーソンケーブルが付属しているので、別途ケーブル類を購入せずとも多くのデバイスでDC出力を使ったポータブルバッテリーやノートパソコンの充電がおこなえます。
DC出力以外にもUSB出力も3つ備わっており、スマートフォンやタブレット、モバイルバッテリーと一度に複数の端末を充電できます。
3つあるUSB出力の1つは充電効率が良いType-CのQC出力に対応しているので大幅に充電時間を短縮することが可能です。
さらに嬉しい点では車のバッテリー上がり時に必要となるジャンプスターター用のケーブルも付属しているので、車の中に携帯しておくことで日中ならば急なバッテリー上がりの心配もなくなります。
ポイント
今まで旅先で車のバッテリーが上がった経験も何回かあるのでこの点は購入時にグッときたポイントです。
充電で使ってみた 初代Anker PowerHouse
自分が最初の1台目で所有したポータブルバッテリーが、バッテリーやITガジェットに強いAnkerから初めて販売された初代PowerHouseです。
Ankerからは大出力のソーラーパネルが販売されておらず、他メーカーであるHypowellのソーラーパネルを今回購入しましたがいろいろと問題もあった中で、結果としては無事に充電ができました。
AnkerのポータブルバッテリーはDCケーブルの規格が他と違うせいか、様々なレビューを見ていても「充電がおこなえなかった」と言う声を多く見かけました。
ポイント
様々なメーカーのソーラーパネル充電の一例情報を見ても、極端にAnker端末に関する画像やテキストが少ないのもこの影響かと思います。
実際それもあってかHypowellに付属しているDCケーブルや別途購入したケーブルを繋げた際には充電ができず当初は頭を抱えましたが、Anker PowerHouse本体を購入した際に同梱されていたDCケーブルを使うことで無事に充電が出来るようになりました。
ただこのDCケーブルの長さが30cmほどと非常に短く使い勝手が悪くはありますが、端子の形状にあったDCの延長ケーブルの追加装着でその問題も解消されました。前述通りケーブル相性問題も懸念してましたが延長に関しては特に問題ありませんでした。
初代PowerHouseでソーラーパネルの充電で悩んでいる方は本体購入時のケーブルを活用してみてください。
充電で使ってみた Anker PowerHouse II 400
そして家にある2台目のポータブルバッテリーが同じAnker製で後継機として新しく販売されたPowerHouse II 400です。
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こちらも結果から言うといろいろ問題はありながらも無事ソーラーパネルから充電がおこなえました。
PowerHouse II 400も初代と同じく独自規格なのもあってかソーラーパネルの相性問題もあるようで、なんと自社製品である60WソーラーパネルPowerPort solar 60とも非対応という声も見かけました。
それもあってかDCケーブルでの充電はケーブルを変えたり、端子を変えたりと様々試してみましたが結果DCケーブルでの充電はできませんでした。
しかしHypowell ソーラーパネル120WはType-CのQC出力に対応しており、またPowerHouse II 400もType-Cでの充電が可能で、特に問題もなくType-C接続によるソーラー充電は問題なくおこなえました。
ポイント
充電効率としてはDCケーブルと同等の充電がおこなえます。
急速充電できるケーブルを別途購入するのをおすすめします。
ソーラーパネルへの発電量は120Wとなりますが、PowerHouse II 400自体への給電は仕様上、凡そ60Wまでとなるので十分な効率と言えます。
充電で使ってみた EchoFlow RIVER Pro
新しく大容量で出力も高い家電も使えるEchoFlowのポータブル電源 RiverProを新しく購入しました。
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こちらのポータブル電源は端子的な問題もなく安定的にソーラー充電がおこなえました。
ソーラー充電の量としては5月頃の午前中ではありますが80~100wと十分な数値です。
最近はメインのポータブル電源としてEchoFlow River Proを使う機会が多くなりましたが、こちらは容量720Whながら1時間の走行充電で10%ほどチャージできます。
ソーラーパネルでもほぼ同等の充電がおこなえるので連泊での移動やキャンプが多い方にはおすすめの組み合わせです。
まとめ
Hypowell ソーラーパネル120Wを所有しているAnkerとEchoFlowのポータブル電源で充電してみたレビューも合わせて今回ご紹介しました。
キャンプには何度かポータブル電源と合わせて持ち込みましたが、発電量が高いソーラー充電ができるのは想像してたより便利で電源で抱えてた悩みが一気に解消されました。
また他社製品の120W出力のソーラーパネルと比較した際のメリットとして、やはりコンパクトに折り畳めるところです。
常に野外へ出しっぱなしにするのではなく必要に応じて展開して使うものなので、持ち運びがしやすく収納の際にかさ張りにくいサイズで収まるのはかなり良いポイントと言えます。
ポイント
現在Amazonで販売されている120Wのソーラーパネルでは一番コンパクトになる製品かと思います。
ソーラーパネルはポータブル電源を持っている方でキャンプや車中泊などのアウトドアをやる方からすれば実用性も十分あるガジェットと言えます。
また災害時用ではソーラーパネルがあることで電力面では初めて完ぺきな災害対策の準備ができるので、ご興味がある方は是非一度チェックしてみてください。
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