いままで2年以上使っていたAndroid対応のWearOSスマートウォッチの動作や充電状況が怪しくなってきたので「これは買い時だな…」と免罪符を得て高スペックモデルのFOSSIL Gen5(ジェネレーション5) のFTW4025を新しく購入しました。
自分としてはmoto 360、FOSSIL Q EXPLORISTに続き3台目のスマートウォッチです。
今回はそんな自分が今まで持っていたスマートウォッチと比較しつつ、FOSSIL Gen5(ジェネレーション5)についてレビューしていきます。
目次
FOSSIL Gen5(ジェネレーション5) 概要
FOSSILGen5(ジェネレーション5)はGoogle提供のWear OS(Android Wear)搭載の全面スクリーン型のスマートウォッチです。
AndroidのみならずiPhoneなどのiOSにも対応しており、スマートフォンとペアリングすることで様々なアプリ機能を連携して利用できます。
ファッション製の高い見た目ながら機能性ではクアルコムの "Snapdra gon Wear 3100"プロセッサを搭載し、心拍センサーも含めたウェアラブル性能も向上されたスマートウォッチの中で高い性能を誇るモデルです。
ディスプレイはAMOLEDの有機ELディスプレイで文字情報も見やすくデザインもクリアな表示。
防水性も泳げるレベルの防水機能があり、ランニングやウォーキングのみならずスイミングでの運動量計測を想定しているのもあって、50m防水に想定するスペックがあります。
充電も付属のマグネット式専用充電器を使うことで急速充電で1時間ほどで最大充電できます。
充電持ちもベーシックなモードでも1日は問題なく利用でき、利用用途に合わせてバッテリーモードをカスタマイズすることでさらに長い時間を無充電で装着したまま使えます。
FOSSIL Gen5は様々なモデルで販売されていますが、基本的には搭載されているシステムは同じで外観のデザインが違うというもの。型番の番号はデザインによる違いも表しています。
- FTW4024 - ○ボディ:シルバー ○ベルト:ステンレス 金属
- FTW4025 - ○ボディ:ブラック ○ベルト:ブラック シリコン
- FTW4026 - ○ボディ:ブラック ○ベルト:ダークブラウン レザー
今回自分が購入したジェネレーション5 搭載のFTW4025Pは価格もAmazonで30,000円以内と他社のスマートウォッチと比較してもコストパフォマンスも優れています。
<追記>
あまり性能的には変わらない新型のジェネレーション6が販売され、ジェネレーション5は1万円代で購入できると大変お得です!
FOSSIL Gen5(ジェネレーション5) 商品概要・スペック | |
オペレーティングシステム | Wear OS by Google搭載 |
互換性 | Android™ 6.0以降(Android Goは除く)、iOS 12.0以降を搭載したスマートフォンで、Google WearOSアプリを使用 |
プロセッサ | Qualcomm® Snapdragon™ Wear 3100 |
メモリ | 1 GB |
RAM | 8GBストレージ |
ディスプレイ | 1.28インチAMOLED / 416 x 416 / 328ppi |
インプット | 2個の付属プッシュボタン(設定可能), 回転式ホームボタン, タッチスクリーン, Voice |
サウンド / アクチュエータ | ラウドスピーカー, マイク, バイブレーション |
接続 | Bluetooth 4.2 LE, GPS, 支払い機能, WiFi |
センサー | 加速度計, 高度計, アンビエントライト, コンパス, ジャイロスコープ, Off-body IR, PPG Heart Rate |
電池 | 24時間+複数日拡張モード **使用状況により、また更新プログラムのインストール後では異なります**。 |
耐水性 | 3気圧 |
第五世代 ジェネレーション5(Gen5)とは?
ジェネレーション5(Gen5)はフォッシルのスマートウォッチに搭載されているシステムバージョンの名称で、現在2021年1月時点での最新は第5世代であるこのジェネレーション5となります。
Gen4からGen5の主な性能アップ項目
- CPUがSnapdragon Wear 2100⇒3100に
- RAMが512MB⇒1GBに
- スピーカーが搭載
- バッテリー持ちが改善、一日持つように
前モデルのGen4からGen5になったことでストレージも4GBから8GBにアップ。CPUもSnapdragon Wear 2100から3100になり、RAMも512MBから1GBと向上しました。
それによりFossil Gen5ではスマートウォッチでの操作やアプリの起動も以前からのモデルよりサクサクぬるぬる動くようになり安定性も向上。動作の挙動が遅いなどの操作ストレスも軽減されました。
スピーカー対応もされたことでスマートフォンにかかってきた電話も、スマートウォッチに表示される通話開始ボタンを押すことでそのままスマートウォッチだけで通話できます。
またスマートウォッチで重要なバッテリー問題も、システム側での改善があり4つのバッテリーモードとして「デイリー(毎日)」「拡張」「カスタム」「時計表示限定」が搭載しました。
泊まりの外出など充電しにくい状況になってもバッテリー残量を抑えた運用ができます。
ポイント
フォッシルでは新作としてジェネレーション5Eを発表しましたが、こちらはGen5の機能を絞り込んだエントリーモデルとなります。
丸型で日常使いができるデザイン性
FOSSIL(フォッシル)は1984年にアメリカにて設立された、時計をはじめとしたファッションアクセサリーの専門ブランドです。
「機能性からスタイリッシュな必需品へ」と時計の概念を変えたブランドであり、時計のデザインは現代のトレンドを取り入れながらモダンな良さがあります。
スマートウォッチという従来の時計にIT技術を加えたアイテムはまさにこの「機能性からスタイリッシュな必需品へ」という言葉がぴったり。
FOSSILのスマートウォッチの見た目は従来の普通の時計となんら変わらないクラシックな外観ながら、最新のWear OSのシステムによるITを用いたライフスタイルのサポートによって一度身につけるとそのデザイン性と利便性の良さをしみじみと実感できます。
バンド部分もワンタッチで交換できるピンがついていることで簡単に取り外すことができ、他のバンドへすぐ取り替えることもできます。
FOSSIL公式でも交換バンドは様々なデザインや素材のものが販売されていますが、Amazonなどでサードパーティ製のものも多くの種類が販売されておりベルト幅が22mmのものなら交換できます。
スクリーンの時計デザインも豊富で自由に変更
Googleが提供するWear OSのシステムの機能によって、時計表示にあたるウォッチフェイスのデザインを好きなものに変更できます。
FOSSILのスマートウォッチはデザイン性が優れているウォッチフェイスが初期から数十種類入っており、時刻が数字情報で表示されるデジタルデザインから、クラシックな針だけのアナログ時計タイプなど、ビジネスシーンからカジュアル、スポーツなどシチュエーションに合わせたデザインにできます。
ポイント
ウォッチフェイスの変更はスマートウォッチからだけではなく、スマートフォンのWear OSアプリからも変更できます。
またウォッチフェイスはAndroid Wear Centerのアプリ経由で配信されている新しいデザインを追加できますので、自分の好みに合わせた自由なカスタマイズができます。
使わないとわからない!Fossil Gen5 スマートウォッチの便利さ
Fossil Gen5をはじめ、スマートウォッチは実際に使ってみるとその便利さがよくわかります。逆に言えば使ってみないとわからないとも言えるかもしれません。
実際スマートウォッチで出来ることの大半はスマホでも出来ることなので、特別新しく出来ることが増えるガジェットの類ではありませんが、スマホで出来ることが手首を通じて確認、制御できることで日々の簡便さがぐっとあがります。
Fossil Gen5のスマートウォッチで自分が良く使う機能はこちら
- 通知の確認
- メール概要の確認
- スマートフォンの探索
- 歩数、運動量の計測
- スケジュール、メモの登録
- タイマー、アラーム機能の利用
- 音楽再生の操作
- Google経路案内の表示
自分もですが多くの人が一番便利になったと感じるのは、スマホの通知内容がスマートウォッチで確認できることだと思います。
LINEや電話、メールをはじめTwitterやFacebookなどの通知やDMも確認できるのが本当に便利です。
スマートウォッチ上でも文章の概要がわかるので見落としもなくリアルタイムで即時確認できます。
また簡単な文章ならスマートウォッチ上でキーボードによる入力や音声対応できるので、スマートフォンが触れない環境でも返信できます。
ポイント
人と会ってる時にスマートフォンを見る機会も減るので、悪い印象を与えなくなるというメリットもあります。結構この点ではいろんな人から声がありました。
また地味に使う機能としてはスマートフォンの探索。
「スマートフォンをどこに置いたかわからない!」と言うあるあるな状態になった時にでもスマートウォッチからスマートフォンの音を鳴らせるのでもしもの時にも安心です。
ポイント
スマートフォンをミュートにしていても音を鳴らせるので便利です。
旧フォッシルのスマートウォッチとの比較
冒頭でも書いたようにFOSSILのQ EXPLORISTを2~3年ほど使っていて性能自体には特に不満はありませんでしたが、充電の持ちが悪くなり挙動も不安定なったことから後継機種のジェネレーション5を購入しました。2つの機種を比べて比較してみます。
Fossil Gen5は従来のモデルと比べてベゼルやフォルムが薄型に。ディスプレイサイズはそのままにコンパクトになったことで大きさのゴツさが少なくなりよりスマートな印象になりました。
また重さも軽量化され、両手で持ち比べると明らかに軽量になった感があります。
心拍センサーが新しく裏側に追加されたことで出っ張りが生まれ「装着感はどうかな?」と当初は心配になっていましたが特に違和感もなく使えています。
ポイント
心拍センサーは約20分ごとに心拍数を計測をおこない、タッチスクリーンのハートアイコンをタップすることでも心拍データを計測してくれます。
Fossil Gen5を使った際の動作や違和感の無さの点ではメモリ数アップの恩恵はかなり強く、旧フォッシルではたまにスマートウォッチの操作時に反応が鈍いこともありましたが今の所は特にそのように感じません。
あとはバッテリー問題の解消も大きいです。2~3年使ってるとどうしてもバッテリー効率は悪くなり寿命も少なくなってるので、現時点でのバッテリー持ちの単純な比較はできませんが、バッテリーモードのカスタマイズによる省電力での運用や、急速充電の搭載によって充電を忘れたときの対応もできるのでその点は魅力です。
またFossil Gen5ではマグネット式の充電器が心拍センサーに合わせた窪みがあるものに変更されました。カチっとハマる仕組みなっており「充電器に置いてたけども充電できてなかった」という状態もなくなったのは嬉しいポイントです。
もしかして故障?Amazonでの購入なら安心
実はAmazonで購入したFossil Gen5(FTW4025)が初期不良のせいか2~3回目から充電ができず、充電器の上に置いても反応しない状態になりました。
ポイント
FOSSILの販売店に充電器と合わせて持ち込み確認したところ、本体側の問題でした。
その後、まず最初にFOSSILのサポートセンターに電話連絡を入れたところ、状況の確認と修理対応として本体一式を指定のサポートセンターへ配送して下さいとの案内がありました。
配送後の確認・修理なので改めて使えるようになるには少し時間がかかります。
その後に購入先のAmazonにも交換・返品相談を電話サポートへ入れたところ、なんと無料で交換品を即日で送ってくれるとのことでした。
また手元にある初期不良品の返品は交換品到着後で良いとのことだったので、今回はAmazonで交換対応をおこないました。
また最初にAmazonで合わせ買いした専用のスマートウォッチ保護フィルムの3枚セットをすでに張り付けた後でしたが、その旨を合わせて伝えたところ保護フィルム代も返金対応してもらえました。
交換品のFTW4025に関しては今も問題なく利用できています。個人的にはAmazonでの購入をおすすめします。
(追記)新型スマートウォッチ FOSSIL Gen6が新しく発売
フォッシルから次世代の新型スマートウォッチとして2021年の9月にFOSSIL Gen6が発売されました。
プロセッサーがSnapdragon Wear 4100+と最新モデルが搭載されたことで動作はより軽快に。省電力性能も合わせて向上し公式アナウンスでは24時間とより長い時間運用が可能になりました。
また充電速度も高速となり30分の時間で80%の充電が可能に。
FOSSIL Gen6の魅力としてはGoogleが発表したスマートウォッチの新OS「Wear OS3」のアップデート対象の機種です。
ポイント
Wear OS3は2022年の中旬以降の予定となってます。
またGen5はアップデート非対称です。
その他上記以外でのGen5との違いとしては使い勝手やデザイン的には大きく変更はありません。
正直現段階ではWear OS3にアップデートするまではあまり違いはなく、Gen5はAmazonなどでの販売価格もGen6と比較して半額ほどとかなりコスパはいいので何を重視するかで選択するのがおすすめです。
まとめ
Android対応のWearOS内蔵、FOSSIL Gen5(ジェネレーション5) FTW4025についてレビューをまとめてみました。
FOSSILからは新機種としてジェネレーション5の機能を制限し定価を安くしたエントリーモデルの5Eを発売しましたが、いまのところ割引価格が設定されているAmazonでは定価での価格差と比べると大きな差がない状態です。
また比較対象として全面デジタルでファッション性が高いWear OS搭載の時計ではスカーゲンのスマートウォッチがありますがスペックはほぼ同じです。
見た目の好みの問題はありますが価格としてはFOSSILのジェネレーション5より少し高めなのでコスパとしても最適です。
AndroidユーザーのみならずiPhoneでも利用でき、ビジネスシーンでもカジュアルシーンでも使えるので、スマートウォッチを使ったことがない人からすでに持っている方にもおすすめできる時計ですよ。
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