「使うまでは便利さがわからないけども、使ってみたら手放せないガジェット」の個人的ランキングを作るとしたらその1位はスマートウォッチです。
スマホと連携することによって様々な通知がリアルタイムに時計で確認できることをはじめ、時計のデザインも気分やシチュエーションで自由に変更できたりと、かなり勝手の良いガジェットです。
ポイント
その便利さからすでに何台か所有しています。
いまはメインのスマートウォッチとしてFossilのGen5を使っています。
FOSSIL Gen5 スマートウォッチ レビュー | フォッシルのおすすめ時計でできること
いままで2年以上使っていたAndroid対応のWearOSスマートウォッチの動作や充電状況が怪しくなってきたので「これは買い時だな…」と免罪符を得て高スペックモデルのFOSSIL Gen5(ジェネレー ...
続きを見る
その中で今回スマートウォッチを多数手がけているHUAWEI(ファーウェイ)さんから2022年の11月18日に新しく販売されたHUAWEI WATCH GT 3 SEをご提供頂きました。
今回はこのHUAWEI WATCH GT 3 SEの魅力をレビューしながら、他のスマートウォッチとの比較、使い勝手の違いから、実際にできることなどを合わせてご紹介していきます。
目次
HUAWEI WATCH GT 3 SE 製品概要
HUAWEI WATCH GT 3 SEは独自のHarmonyOSを搭載しているAndroid、iPhoneどちらのスマホでも連携し使用できるスマートウォッチです。
ケースサイズは46.5mmで1.43インチ、重量は35.6gとかなり軽量。
カジュアルなデザインでベルトもシリコン系の素材なのもあり、日常使いからスポーツ、アウトドアで使いやすいモデルとなります。
心拍計、GPSなどの多くのスマートウォッチの標準的な機能は搭載されており、Bluetooth接続による時計での通話も可能です。
ポイント
Bluetoothの接続範囲は最大100メートル。連絡先の追加、通話履歴の表示、着信拒否などもスマートウォッチから操作が可能です。
またHUAWEI WATCH GT 3 SEは連続での使用時間が14日と長い期間を無充電で利用できます。
本体の外観が少しチープですが、その半面で定価は2万円台と抑えられています。
本体重量は35g.6gと軽量で負担の少ないスマートウォッチ
HUAWEI WATCH GT 3 SEの魅力の1つは軽量な点です。
ウォッチ本体は軽量で丈夫なポリマー素材で、重さが35.6gとかなりの軽さです。
ココがポイント
ランニングなどの運動から日常的に付けておくことを考えると腕の負担が少なくなるメリットは大きいです。
ポイント
HUAWEI WATCHは健康測定系の機能が充実しているのもあるので、これらがより使いやすいです。
ベルト自体も軽めのTPU素材でシリコンのように柔らかく装着できます。
穴もベルトの端から端まで開いているので、腕の太さを気にせずに都合の良い位置ですぐに取り付け調整できます。
革ベルトと違い汗などによる汚れも防止しやすいのでアクティブ、アウトドアで使いやすいです。
またベルト自体は交換が可能です。
22mmの幅のものならばフックのスライドを使い、市販のサードパーティー製にも付け替えできます。
最大14日間 無充電での連続使用が可能
HUAWEI WATCH GT 3 SEの大きな魅力は充電の持ちの良さで、最大14日間は無充電での連続使用が可能な点です。
14日間使える参考としては下記条件で利用した場合になることです。
14日間で使用できる参考例
- 24 時間電源オン
- 心拍数モニタリングを有効化
- 夜間でもshoppingmode HUAWEITruSleepTMを有効化
- 毎週平均90分のワークアウト(GPS使用)
- 通知を有効にする(50件のメッセージ、着信6件、アラーム3件)
- 1日200回の画面点灯
- 音楽再生時間:週30分
スマートウォッチはスマホと一緒で常に身につけて運用したいものですが、多くのスマートウォッチは電池がもって2日なので比較するとかなりのメリットです。
ポイント
1泊以上の旅行やキャンプなどのアウトドアで充電器の心配をしなくて良いのは個人的にかなり楽です。
バッテリー持ちが良い理由の1つとしてはHarmonyOSという独自OSを利用している点にもあるようです。
Android対応のスマートウォッチはGoogle WearOSが多いのでその差があります。
充電方法としては専用のワイヤレス充電器が付属しており、使い方も時計の裏側に取り付けるだけです。またQi規格のサードパーティー製のワイヤレス充電器にも対応しています。
大型モニターで画面表示も見やすく操作性も滑らか
時計のモニターは466×466ピクセルの高解像度なAMOREDディスプレイ (有機ELディスプレイ)を搭載。光度も十分明るく画面はかなり見やすいです。
画面周りには時計枠があることで、誤って何かに時計をぶつけてしまった時にもディスプレイの傷や割れの防止になります。
ディスプレイ自体の強度もあるので、傷などを気にせずにガラスフィルムなどをつける必要もなくて良さそうです。
ポイント
自分は思いのほかスマートウォッチをぶつけるのが多いので、耐久性があるのは嬉しいところ
モニターデザインのウォッチフェイスもHUAWEI WATCHには初期で数種類のパターンが用意されています。
また追加でアプリからも無料でもインストールできるパターンが複数あるので、デザインに困ることはあまりないです。
操作性の点ではカクつきやラグなどもぬるぬるで、特になくストレスを感じずに触れます。
また時計のサイドには上側と下側とでボタンが2つ搭載しています。
ボタン操作によって電源のオンオフ、様々なアプリへのアクセスからワークアウトを開始することができます。
ボタン操作による動作
■上側ボタン
○押す
・画面をオン
・ホーム画面からアプリ一覧画面を開く
・ホーム画面に戻る
・Bluetoothの着信を消音にする
○長押し
電源OFF時:電源をつける
電源ON時:再起動/電源オフ画面を開く
12秒以上長押しでウォッチの強制再起動
■下側ボタンの押し:ワークアウトアプリへのショートカット
【スマートウォッチのフェイスデザイン】
ヘルスアプリで様々な健康管理を可視化
HUAWEI WATCHには心拍計や睡眠モニター、血中酸素レベルモニタリングの測定機能が搭載されています。
基本的にスマートウォッチとスマートフォンを連動させるにはスマホアプリを使う必要があります。
この連携させるHUAWEIアプリが「HUAWEIヘルスケア」と言う名称なだけあり、健康管理の測定にはかなり力を入れていると言えます。
ウォッチとスマホを連動させて行える計測や機能としては下記の通りです。
モニタリングできる健康管理機能
- 血中酸素レベルモニタリング
- ストレスモニタリング
- 心拍数モニタリング
- 呼吸エクササイズ
- 健康に関するタスク管理 (Healthy Living)
- 睡眠モニタリング
- 月経管理
この中でも面白いのが睡眠モニタリングで、時計を装着して寝るだけで深い睡眠・浅い睡眠・レム睡眠・昼寝の4つの異なる睡眠状態を検出してくれます。
深い睡眠は何%取れたのか、呼吸の質はどうなのか、目覚めた回数は何回かを点数でわかりやすく表示してくれるのでデータとしてもかなり参考にしやすいです。
ココがポイント
さらにヘルスケアアプリ側の機能で寝言やいびきなどの発生場所にフォーカスした録音も可能です
その他ストレスレベルの測定で状況をモニタリングしたり、しばらく動いていないと「身体を伸ばしましょう」という告知がされたりと要所要所で気が効いています。
水分補給、体重、運動量、呼吸など毎日の生活習慣の目標とリマインダーを設定できるので、良い習慣を身につけるサポートとしても活用できます。
運動用のワークアウトで100種類の計測が可能
HUAWEI WATCHには100種類以上の多種多様なワークアウトモードが搭載されています。
家の中でのヨガや日常的な動き、ランニングからサイクリングなどの運動に合わせてワークアウトモードを起動することで消費カロリーなどの運動量のデータをそのまま残せます。
その中でも専門的なワークアウトとして下記18種類が登録されています。
専門的なワークアウト18種類
○ 屋外
ランニング、ウォーキング、ハイキング、クライミング、トレイルラン、サイクリング、オープンウォーター、トライアスロン、スキー、スノーボード、クロスカントリースキー
○ 屋内
ランニング、ウォーキング、サイクリング、プール、エリプティカル、ローイング、縄跳び
また様々なウィンタースポーツにも対応。
平均速度、距離、軌跡、最大傾斜、心拍数などをモニターできます。
HUAWEI WATCH GT 3 SEには5気圧の防水性能もあるので、汗や多少の雨などを気にする心配もないので運動時も気にせず利用できます。
移動距離や速度の計測の点では、GPS、BeiDou、GLONASS、Galileo、QZSSと5つの衛星システムにシングルバンドで対応。
計測ルートなどの軌跡のトラッキングも他のスマートウォッチに見劣りしない精度となっています。
また面白い機能としてはGPSを用いたルートバック機能が搭載しています。
ルート情報を保存しその案内に従うことで元のスタート地点に戻ることができるので、登山やハイキング、旅行地でのランニングなどに活用できます。
さらにワークアウトの保存のみならず、目標到達のサポートとしてAIランニングコーチ機能があります。
現在のライフスタイル、年齢、パフォーマンスに合わせて最適なランニングプランを作成してくれます。
他のHUAWEI WATCH GT 3とのデザイン・性能 仕様の比較
HUAWEI WATCH GT 3には無印、Pro、今回紹介するSEと3種類が用意されています。
アプリなどの機能的な面や性能ではあまり違いはありませんが、やはり大きなポイントとしては見た目のデザイン部分です。
HUAWEI WATCH GT 3の違い
・GT3 Proが最上位のビジネスモデル
・GT3がクラシックビジネスモデル
・GT3 SEがカジュアルモデル
無印のGT3やProはビジネスモデルな点もあり、本体、ベルト共にスーツなどのクラシックなファッションに合わせやすいデザイン性になっています。
Proモデルに関してはチタン、サファイアガラスを採用しておりさらに高級感がある仕様になっています。
さらに本体のサイズは43mmと46mmの2種類のモデルがあり、女性も装着しやすくファッションに合わせやすいのも特徴的です。
ポイント
比較するとかなりサイズが違います。ベルトは自由に交換できますが、デザインも様々あるので好みで選べます。
これらのモデルと比較するとHUAWEI WATCH GT 3 SEはデザイン的にはチープさが否めません。
しかしその半面で重量は最軽量、バンドの仕様からもアウトドアに使いやすく日常的につけていても疲れにくいモデルと言えます。
ビジネス、クラシックなファッションに合わせる用途ならGT3やPro、気軽に装着しアクティブに使いたい・ヘルスケアやワークアウトを重視したい人にはSEがおすすめと言えます。
実際に使ってみた感想 Fossil Gen5との比較、メリット・デメリット
今までスマートウォッチは2年以上の期間でFossil Gen5を愛用しています。
FOSSIL Gen5 スマートウォッチ レビュー | フォッシルのおすすめ時計でできること
いままで2年以上使っていたAndroid対応のWearOSスマートウォッチの動作や充電状況が怪しくなってきたので「これは買い時だな…」と免罪符を得て高スペックモデルのFOSSIL Gen5(ジェネレー ...
続きを見る
そのうえでHUAWEI WATCH GT 3 SEを1週間ほど実際に装着し使ってみたので比較してメリット、デメリットをまとめてみます。
HUAWEI WATCH GT 3 SEのメリット
まずHUAWEI WATCH GT 3 SEの何よりのメリットは充電の持ちが良いことです。
何も充電せずとも1週間から2週間は使えるのはかなり良いポイントです。
毎日の充電が必要亡くなったことで外泊でも充電の心配もいりません。
Fossilの前にはモトローラのスマートウォッチを使っていましたがバッテリーがヘタってしまい1日持たなくなった結果、買い換えざるを得なかったこともあります。
元々の使用時間が長いことからバッテリーがヘタっても使用に関する影響が少ないので長く使えるとも思います。
また、それに加えて重量も35.6gとFoosil Gen5が約60gと手に付けると明らかに軽くなることから、就寝時の睡眠モニタリングも気軽に装着できるのも良い点です。
HUAWEI WATCH GT 3 SEのデメリット
マイナスな点を言えばOSがGoogle WearではなくHarmonyOSなことからカスタマイズ性はあまりよくありません。
独自のアプリストア「AppGallery」からインストールする形にはなりますがアプリ数も多くないので、既存のスマホアプリとの連携は弱い部分があります。
ポイント
GoogleMapやEvernoteなどとの連動もできません。
LINEなどのSNSは通知で内容は確認できますが音声や文字入力による返信はできません。
また手首で感じるバイブレーションの種類が単純で、振動パターンで何の通知がきたかわからない点は実際に使って見て感じたデメリットです。
Fossil Gen5のほうでは画面をみずともLINEの通知か、Twitterの通知か、Gメールかの判別はついたりします。
ただカスタマイズ性の悪さがあるとは言え、日の出・日の入り、潮汐、月相、高度、悪天候アラートとアクティブに嬉しい機能はデフォルトで搭載されており情報もみやすくアクセスしやすいです。
HUAWEI WATCH GT 3 SEがおすすめの人
使いたい機能や、装着する機会が多いシチュエーションで好みは分かれるところですが、ヘルスケアやワークアウトでメインに使いたい人、軽くて充電の心配がすくないモデルが欲しい方にHUAWEI WATCH GT 3 SEはおすすめだと言えます。
まとめ
スマートウォッチ、HUAWEI WATCH GT 3 SEを実際に使ってみたレビューをまとめました。
35.6gと本体重量も軽く、最大14日間使えるのが最大の魅力で、スポーツやトレーニングなどのアクティビティから登山やキャンプなどのアウトドアにも気軽に使えるモデルです。
またヘルスケア関連の機能も充実していることから、健康管理やライフスタイルのサポートをスマートウォッチでおこないたい方にはおすすめと言えます。
価格も2万円台で購入できるとお手頃ではあるので気になる方はぜひ一度チェックしてみてください。
メガネ型スピーカーは日常使いもできてかなり便利! 日々様々な最新ガジェットが発表されていますが、今回HUAWEI(ファーウェイ)からメガネ型スピーカーのEyewear(アイウェア)が発売されました。 一般的なメガネと変わらない見た目ながら、指向性スピ ... 続きを見る
HUAWEI Eyewear レビュー | 音漏れなく日常使いできるメガネ型スピーカー
スマートウォッチ以外の集中して作業できるアイテムもご紹介! テレワークやフリーランスの方において自宅でのデスクワークで大事なのは集中して作業をおこなう環境作りと、仕事する時はする、休む時は休むというメリハリのスイッチです。 事務所や職場より自由度が高いからこそ ... 続きを見る
テレワークを快適に!在宅勤務を効率化する便利グッズ7選