会議や打ち合わせの録音から、AIでの文字起こし・要約までを1台でこなしてくれる「AIボイスレコーダー」。今回はAnkerから発売された「Soundcore Work」を購入したので、レビューしていきます。
「打ち合わせのメモや議事録づくりに時間を取られている」
「録音アプリだと録り忘れたり、スマホを出すのが気まずかったりする」
「運転中や作業中に浮かんだアイデアを、あとで見返せる形で残したい」
そんな悩みを持つ方にぴったりなのが、このSoundcore Workです。指先サイズのマイクを身につけておいて、ボタンをワンクリックするだけで録音が始まり、あとはAIが文字起こしと要約までやってくれます。
ポイント
・ボタンをワンクリックするだけで録音開始。スマホを取り出す必要がない
・ダラダラ話した長い録音でも、AIが読みやすい文章に要約してくれる
・マイク単体で8時間、ケース込みなら32時間録音できるので丸一日の外出でも安心
・月300分までなら追加費用なしで文字起こしできる

この記事では、Soundcore Work の特徴や実際に使ってみた感想、比較したPlaudとの違い、料金プランの考え方まで紹介していきます。
目次
01. Anker Soundcore Work 製品概要
Soundcore Work は、Ankerのオーディオブランド「Soundcore」から2026年3月に発売された、同社初のAIボイスレコーダーです。自分が購入したのは、2026年6月に追加されたストレージ64GBモデルのブラックです。
最大の特徴は、マイク部分が取り外せるウェアラブル設計であること。マイク本体は幅約23mmのボタンサイズ・約10gで、身につけて使うことを前提に作られています。
録音した音声はSoundcoreアプリに転送して、AIによる文字起こしと要約ができます。録音がメインの従来のICレコーダーと違い、「録音した内容をテキスト情報にすること」がゴールのガジェットですね。
| Anker Soundcore Work 製品仕様 | |
| サイズ | 約23 x 23 x 13mm(マイク本体)/約60 x 60 x 15mm(カード型充電ケース含む) |
| 重さ | 約10g(マイク本体のみ)/約48g(カード型充電ケース含む) |
| 防塵・防水規格 | IPX4(マイク本体・充電ケース両方) |
| 充電端子 | USB Type-C |
| 連続録音時間 | 最大8時間(マイク本体のみ)/最大32時間(充電ケース含む) |
| 短時間充電 | 約10分の充電で最大2時間の録音が可能 |
| スマートフォンへの転送方法 | Bluetooth / Wi-Fi |
| Appleの「探す」 | 対応(Apple端末) |
| 参考価格 | 26,990円(税込・64GBモデル) |
ポイント
02. 指先サイズで身につけられるコンパクトさが最大の魅力
結論から言うと、自分が Soundcore Work を選んだ一番の理由がこのコンパクトさになります。
マイク本体は約10g・幅約23mmのボタンサイズ。商談や打ち合わせの場で身につけていても違和感がなく、録音中の威圧感が少ないのが大きなメリットです。
ポイント
3通りの装着方法(クリップ・ネックレス・マグネット)
マイク本体はクリップ状になっているので、シャツの襟やジャケットのポケットに挟んで携帯できます。付属のネックレスチェーンで首から下げることもできますし、マグネットリングステッカーを使えばスマホの背面に貼り付けることも可能です。
自分は服に挟むスタイルが多いですが、シーンに合わせて付け方を選べるのは便利ですね。
ワンクリック+バイブで録音開始が体感的に分かる
録音の開始・停止は、マイク横のボタンを押し込むだけ。開始・停止のたびにバイブレーションで知らせてくれるので、画面を見なくても「いま録音が始まった」と体感的に分かります。
「あとで確認したら録音できていなかった…」というのがボイスレコーダーで一番怖い失敗なので、この分かりやすさは大事なポイントですね。

03. 録音データのAI文字起こし・要約
録音した音声はSoundcoreアプリに転送され、ファイルを選択するだけで文字起こしと要約ができます。話者識別や段落分けにも対応していて、公式では60分の録音データを約6分でテキスト化できるとされています。
ポイント
まだ使い始めて間もないですが、要約性能はかなり高い印象です。ダラダラと長尺で話した内容が、スマホの中で読みやすい文章にまとまっているのはちょっと感動しました。
騒音下でも自分の声だけ拾ってくれた
個人的に驚いたのが、騒音下での録音です。テレビがかなりの音量で流れている部屋で話してみたところ、テレビの音声は明確に拾わず、自分の声だけをしっかり読み取ってくれました。

要約テンプレートの自動選択と「1ページ要約」が見やすい
要約には議事録タイプをはじめ30種類以上のテンプレートが用意されていて、録音内容に合わせてAIが適したフォーマットを自動で選んでくれます。
要約結果は要点が一覧の形で見やすく出力されるので、会議後の振り返りがサクッと終わります。「まず全体をパッと把握したい」というときにちょうどいい見せ方ですね。
Markdown・PDFでエクスポートして、さらにAIに投げられる
文字起こし・要約した内容は、Markdown形式でのアウトプットやPDFメモとしてのエクスポートにも対応しています。
自分の場合、ブログに入れ込みたい内容を事前に音声で録音しておいて、テキスト化したものを執筆のたたき台にする使い方もしています。録音した情報を「AIに投げられるテキスト」としてまとめられるのが、このガジェットの一番おいしいところだと思います。
ポイント
04. 料金プランはどう選ぶ?まずは無料の月300分で十分
Soundcore Work の文字起こし・要約は、月の利用時間に応じたプラン制になっています。
| Soundcore Work 料金プラン | ||
| プラン | 文字起こし時間 | 料金 |
| Starterプラン | 月300分 | 無料(製品購入特典) |
| Proプラン | 月1,200分 | 月額2,680円/年払い15,980円 |
| Unlimitedプラン | 無制限 | 年払い38,980円 |
Proプラン以上では、複数の録音をひとつにまとめる「まとめ要約」や、内容について質問できる「Ask AI」といった機能も使えるようになります。
また、サブスクに入らなくても、文字起こし時間だけを120分480円から都度購入できます。

自分は現在、無料のStarterプランのまま使っています。1回1時間の打ち合わせなら月5回分に相当するので、週1〜2回の利用ならまず無料枠で足りる印象です。
まずは無料で使ってみて、足りなくなったら課金を検討する、で良いと思います。
05. Plaudと比較して Soundcore Work を選んだ理由
AIボイスレコーダーというと「Plaud」が有名で、自分も購入前にかなり比較しました。
最終的に Soundcore Work を選んだ決め手は、やはりハード面の使いやすさです。ボタンサイズのマイクを身につけたまま録音できるコンパクトさは、商談や打ち合わせで使うことを考えると大きなアドバンテージでした。
検討時に見た情報では、Plaudは本体がもう少し大きく、充電に専用の機器が必要という点も気になりました。毎日使う道具なので、こういう地味な使い勝手の差は効いてきますね。
一方で、Plaudの方が先に発売されていることもあり、レビューの中には「音声認識などのソフト面はPlaudが上」という声も見かけました。ただ、ソフト面はアップデートで改善されやすい部分ですし、実際にAIモデルの追加も続いているので、自分はあまり気にせず購入しました。

06. 向いていない人・注意が必要なケース
使っていて快適な Soundcore Work ですが、目的によっては合わないケースもあります。
まず、これは「録音した音声をAIでテキスト化する」ためのガジェットになります。音楽の収録や動画撮影用の本格的なマイク・レコーダーの代わりを期待する製品ではないので、音声そのものを作品として使いたい方には向いていません。
また、録音自体はオフラインでもできますが、文字起こしや要約にはインターネット接続が必要です。通話録音には対応していない点にも注意です。

収音範囲は半径5m程度・2〜3人での打ち合わせに適しているとされているので、大人数の会議室全体をカバーしたい場合は座席の位置などに工夫が必要かもしれません。
そして、月300分を超えてガッツリ文字起こしをするなら、サブスクや追加パッケージのランニングコストがかかります。この点は購入前に自分の使用量をイメージしておくのが良いですね。
07. まとめ|会議・打ち合わせが多い人ほど元が取れるガジェット
Soundcore Work の定価は26,990円(税込・64GBモデル)。自分はセールで約17,500円で購入できましたが、打ち合わせのメモ取りから解放されて、録音がそのままブログのネタ帳にもなることを考えると、定価でも十分に価値のある製品だと感じています。

ポイント
・録音の開始がワンクリック+バイブで確実。録り逃しの不安が少ない
・要約はテンプレート自動選択で読みやすく、MarkdownやPDFで書き出せる
・騒音下でも自分の声を認識してくれる実用的な性能
・無料の月300分から始められて、使用量に応じてプランを選べる
会議や打ち合わせが多い方、音声として録音する機会が多い方、そして個人事業主やフリーランスとして情報をまとめて自分の時間を有意義に使いたい方には、非常におすすめのガジェットです。
録音の頻度がそこまで多くない方にも、実はおすすめしやすい製品です。スマホの録音アプリよりワンクリックで手軽に録れますし、無料の月300分という枠があるので追加費用なしで使い続けられます。

打ち合わせのメモや議事録に時間を取られている方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。気になる方は、製品ページで詳しい情報をチェックしてみてください。
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